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次の日、向井さんのクラスの前でウロウロしていた。
ジャージもタオルもお気に入りの柔軟剤でふわふわにしたし、買ってきたタオルも準備オッケー。
それにしてもどうしよう、声かける勇気が出ない。
チラッと教室を覗くと、よかった、いる。
教室を出入りする人が怪訝な顔をしているのに気づくと、もうこれは声をかけないと怪しまれちゃう。
「あ、あのっ･･･」
佐久間「あー！妹ちゃんじゃん！」
佐久間さん、声大きい！
それに振り返った向井さんと目が合った。
うわ、かっこよ･･･。
周りの人達が何事？って見ている。
･･･恥ずかしい。
そこへ照先輩が「康二じゃないの？」って言って、向井さんが廊下まで出てきてくれた。
向井「Aちゃん、どしたん？」
「あ、あの、タオルとジャージありがとうございました。
それでこれはお礼なんですけど･･･」
向井さんが袋の中を開けて、
向井「えー、俺のタオルふわふわやん。わざわざありがとうな。
こっちがお礼？そんなんよかったのに」
「よかったら使ってください」
向井「タオルやん。かわいいー。ほんまにもらってええの？」
「はい、タオルなら何枚あってもいいかなって思って･･･。それで、あの、私も色違い買っちゃったんです。」
って、何正直に言っちゃってんだ私。
でも使ってるとこ見られてから言いたくないし･･･。
そんな事思ってたら、顎をクイっと上に上げられて
向井「ほら、また下向いてる」
「あああっ、すみません！」
向井「ちゃんと目ぇ見て話そ？な？」
「はい･･･っていうか、向井さん髪すごいことになってますね」
向井「あー、暑くてな。ちょっと髪切ろうかなぁ」
髪をわしゃわしゃかきあげて爆発してる。
「あの、これで前髪結びますか？」
と、手首にあった髪ゴムをひとつ渡す。
このオレンジの、向井さんに似合いそう。
向井「え、でもAちゃんのなくなるやん」
「まだあるんでどうぞ」
向井「ん。」
そのゴムを戻される。
「あ、いえ、使ってください」
向井「Aちゃんが結んで」
「へ？」
向井「はよ。時間なくなんで？」
と、私の目の高さまで屈んでる。
ど、どうしよう。触っていいのかな。
手が震えちゃうよ。
向井さんの前髪を手櫛で集めてゴムで結ぶ。
ぴょんとなった髪がかわいい･･･。
ああだめだ。口元が緩んでしまう。
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kazu(プロフ) - かたつむりさん» 初めまして。胸キュン！嬉しいです！前作から読んでくださってありがとうございます😊 (8月17日 10時) (
レス) @page46 id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - 初めまして。前作から楽しませていただいております。とっても胸キュンで心臓が持ちそうにありません、、、笑目次？は数字だけでも私は楽しませていただいております。どんな話だろうってワクワクしてます！ (8月17日 0時) (レス) @page40 id: 9797a1d79a (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - なぎさん» 初めまして。前作から読んでいただけて、また読みやすいなんて言っていただけて嬉しいです！コメありがとうございました！ (7月18日 13時) (レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - K310Yさん» 初めまして。康二担の方にきゅんきゅんしていただけるなんて！嬉しいです。コメありがとうございました！ (7月18日 13時) (レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - 初めまして。前作から読ませて頂いております。前作もですが作者さんのお話がとても読みやすく楽しくて毎回更新を楽しみにしてます。 (7月17日 8時) (レス) @page40 id: 1120b0b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kazu | 作成日時：2023年6月19日 14時
