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その時、教室のドアが開き「ほら、始めんぞー」と担任の深澤先生が入ってきた。
深澤「えーと。再来週球技大会がありまーす。
1限目は誰がどれやるか決めてねー。
学級委員前でて進めてー」
阿部くんと鈴木さんが前に出て、先生からプリントを受け取って段取りをつける。
ユミ「ね、なんで入学してすぐ球技大会？」
「新しい仲間とコミュニケーション取るのが狙いらしいよ？」
ユミ「あぁ･･･。何出る？」
「私あんまり球技得意じゃないんだよね、どうしよう」
ユミ「じゃあ、私とテニスでダブルス組まない？」
「えっ、テニス出来ないよ。やったことないし」
ユミ「だからダブルスなんじゃん、私教えてあげるし、カバーするから」
「1回戦で負けても怒らない？」
ユミ「そんなんで怒らないって。
私、シングルでも出るから」
「すご。じゃあ教えてよ？」
ユミが「やった！」と呟いて、手を挙げてエントリーした。
うちのクラスは元気があるせいかすんなり揉めもせず決まった。
深澤「優勝したクラスにはご褒美あるらしいから頑張れよー」
「先生にもあるのー？」と声がし、「おう！あったり前だろっ！」と先生がキメ顔をした。
余った時間は自習になって先生は出て行った。
席に戻ってきた阿部くんが、「すごいね、テニス出来るんだ」と私とユミに言うもんだから、
「私はやった事ない(笑)ユミが教えてくれるんだ」
阿部「じゃあ出来るか出来ないかはまだ判断出来ないね」
「(笑)そうだね。阿部くんだってサッカーやるんだね」
阿部「あれはめめ、あ、目黒ね、が一緒にやろうって」
「私とおんなじパターン(笑)」
ユミ「Aなら出来るよ！」
「がんばりまーす」
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4限目になり、頬杖をついてぼーっと窓から校庭を眺めていると
「あ･･･」
絆創膏の人がいた。
体育の時間みたいで、クラスの人とふざけて笑ってる。
あんな風に笑うんだ･･･。
朝会った時はちょっと困惑して微笑んでたから、あんなおっきな口開けて笑う人なんて想像できなかった。
そのまま眺めていたら、頭に衝撃が。
「痛っ！」
顔を上げると教科書を持った兄がいた。
きっと教科書で頭を叩かれたんだろう。
アニメかよ。
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kazu(プロフ) - かたつむりさん» 初めまして。胸キュン！嬉しいです！前作から読んでくださってありがとうございます😊 (8月17日 10時) (
レス) @page46 id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - 初めまして。前作から楽しませていただいております。とっても胸キュンで心臓が持ちそうにありません、、、笑目次？は数字だけでも私は楽しませていただいております。どんな話だろうってワクワクしてます！ (8月17日 0時) (レス) @page40 id: 9797a1d79a (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - なぎさん» 初めまして。前作から読んでいただけて、また読みやすいなんて言っていただけて嬉しいです！コメありがとうございました！ (7月18日 13時) (レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - K310Yさん» 初めまして。康二担の方にきゅんきゅんしていただけるなんて！嬉しいです。コメありがとうございました！ (7月18日 13時) (レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - 初めまして。前作から読ませて頂いております。前作もですが作者さんのお話がとても読みやすく楽しくて毎回更新を楽しみにしてます。 (7月17日 8時) (レス) @page40 id: 1120b0b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kazu | 作成日時：2023年6月19日 14時
