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「ねぇ、康二！これでいい？変じゃない？」
康二「かわいいで？」
「ねぇ！真面目に！変じゃないかな？」
康二「だからー、かわいいって言ってんやろ？」
「もう・・・」
何をしてるかって言うと、康二のご両親に会いに行くのに準備をしてるところ。
スーツはビジネスっぽいから、シンプルなワンピースにしたんだけど、これでいいのかもうわからない。
「ねぇ、ママー？」
ママ「はいはい。いいじゃない、シンプルで。
大丈夫よ。Aらしく、そのままでいいのよ。
これから家族になる人でしょ？
着飾ってどうするの」
「そんなこと言ったって、最初くらいちゃんとしたいの！」
康二「これで充分かわいいから。もう行くで？」
パパの運転で駅まで向かう。
パパ「気をつけて行ってくるんだよ」
「うん、パパありがと！行ってきます」
康二「ありがとうございました！行ってきます」
康二の実家に着くまで、緊張しっぱなしで喉がカラカラになって水を飲んではトイレにと繰り返していた。
康二「緊張しすぎや(笑)」
「だって・・・」
康二「そんな気ぃ使う人達やないで？」
それでも落ち着かない。
康二「A、こっち見て」
私の顔を覗きこみ、微笑む。
康二「大丈夫やから。
おとんもおかんもAに会えるの楽しみにしてんねんで？
そのままのAでええんよ。
俺が世界で1番愛してる人を家族に自慢しに行くんや。
だからAも俺を俺の家族に自慢してや。
俺のこと世界一愛してるやろ？」
「うん、理屈はよくわかんないけどわかった(笑)
なんかちょっと楽になった？かも？(笑)」
康二「まぁ、家族が増える嬉しいことだと思ってや」
「そうだよね、家族が増えるんだもんね。
嬉しい。ちょっと楽しみになってきた」
康二「おっ、そうや。その意気や」
康二のおかげでちょっと肩の力が抜けたところでタクシーが家の前に着いた。
またちょっと緊張してきた。
深呼吸、深呼吸・・・。
そんな私を横目に康二が微笑んだ。
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kazu(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！遅くなってごめんなさい！最後までお付き合いいただければと思います！ (6月2日 15時) (
レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 待ってました！続きすっごく楽しみです！無理せず更新してくださいね！ (5月5日 22時) (レス) @page9 id: 473e4dbaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kazu | 作成日時：2023年4月28日 13時
