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康二「俺ら、もうそろそろ行くわ」
そう言って、みんなにお礼を伝えて車に乗り込む。
「康二、本当に嬉しい」
康二「俺もや。やっと家族になれる」
私の首の後ろに手をまわしてキスをする。
康二「さ、次行くで」
「え、まだ何かあるの？」
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着いたところは有名なホテルのスイートだった。
部屋に入ると、色とりどりの花が飾られていて暫くするとルームサービスが届いた。
「すごい・・・」
シャンパンやケーキ、フルーツなどたくさんテーブルに置かれていて2人で乾杯した。
「こんなにしてくれて、ありがとう」
康二「2人のお祝いだからな」
「あ、そうだ。これ、私から。
それとこれはパパから」
康二「えー、なにー？」
包みを開けるとカメラが。
康二「えー、めっちゃかわいい！
え？あれ、これって」
「パパがもう使わないからって。
大事に使ってくれる康二に託したいって」
康二「これ、前にパパさんが大切にしてるって見せてくれたやつなんよ。
俺、もらっちゃってええんやろか」
「じゃあ、大切にして？パパなんとなくわかってたのかな？
そういうの鋭いんだ、あの人(笑)」
康二「パパさんから２つも大切なものもらってしまったわ」
「２つ？このカメラだけでしょ。もう１つは私からだし」
康二「Aのことももらったやろ？」
「あー、それはパパに言わないとね(笑)」
康二「おん、ちゃんと連絡しといたで？」
「は？」
康二「そんなん事前に断っておかないとあかんやろ？
まぁ、後日ちゃんと会ってご挨拶せなあかんけどな」
「じゃあ、知ってたの？」
康二「ラウールにも話したで。他は知らんけど」
「そうなんだ・・・」
びっくりした。
今日はあまりにも予想外の事すぎてちょっと気持ちが追いつかない。
「ねぇ、いつからこうしようと思ってたの？」
康二「ずっとや。ずっと家族になりたいと思ってたで？
一年は我慢したんやから。
もうAのいない生活なんて考えられへんのよ」
「康二・・・」
また涙が込み上げてきてしまう。
「こんなに幸せでいいのかな」
康二「これからもっと幸せになるんやで」
「そうだね。幸せになろうね、もっと」
お互い指を絡ませ、キスをした。
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kazu(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！遅くなってごめんなさい！最後までお付き合いいただければと思います！ (6月2日 15時) (
レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 待ってました！続きすっごく楽しみです！無理せず更新してくださいね！ (5月5日 22時) (レス) @page9 id: 473e4dbaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kazu | 作成日時：2023年4月28日 13時
