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「ん？どしたの？Aちゃん」
ぼーっとしてたらしい。
「ううん、なんでもない」
「？ で、ここがキッチンでパントリーはこっち。パントリーからガレージに出れるからね。で、この渡り廊下を行くとカフェがあるから」
「わかった」
みんなのいるリビングに戻り、
「掃除とかご飯とかどうしてるの？」
「掃除は共用部分は週一回ハウスキーパーさんが来てくれてる。バスルームもしてくれるからね。ご飯はだいたい舘さんが作ってくれてる、美味しいんだよー舘さんの料理。グループメールがあるからいらない時はそこに連絡する感じかな」
「Aちゃんは何が好き？食べられない物とかある？」
「うーん、チーズが好き。食べられない物は特にないかな」
「舘さんの料理も美味しいけど、Aちゃんの料理も美味しいんだよ！」
「へー、じゃあ頼もしい同士ができたかな？ふふ」
「いやいやいや！そんな！ラウ、ハードルあげないでよ！」
「Aちゃんのハンバーグ大好きなんだもん！」
「ありがとね、ラウ」
「なんかええなあ」
「ラウール、よかったなAさん帰ってきて」
「これから楽しくなりそうだね、Aちゃん」
「ふふ、そうですね」
ピンポーン♪ 誰だろ
バタバタと玄関から走る音が聞こえたと思った瞬間ドアが開いて
「Aーーー！！ひっさしぶりーーー！！！」
「大ちゃん！！！！」
「よっ、A」
「照！！」
「2人とも何年ぶりー？高校卒業してからほとんど会わなくなっちゃったもんね」
「今日Aが帰ってくるって聞いてさ、居ても立っても居られなくて」
「今日は2人も歓迎会参加してくれるんだよ」
「ありがとう・・・懐かしいなぁ」
「あ、舘さんこれ」
照が食料と飲み物が沢山入ったものを運んできた。
「ありがとう、照」
「照はカフェとシェアハウスのほうに食品とか飲み物を納品してくれてるんだよ」
「実家の店継いだんだ」
「そうだったんだね、ご両親はお元気？」
「ああ、おかげさまで(笑)」
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作者名：kazu | 作成日時：2023年2月8日 16時
