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とりあえずこの間作ったグループメールに
「明日、全員集合」
と打った。
〜〜♪
蓮くんの携帯も鳴って
蓮「ふは、俺怒られそう」
なんで楽しそうなの？！と思わず蓮くんの顔を見つめてしまった。
蓮くんの顔を見つめていて思い出した。
「今日何か用事があって迎えにきてくれたんだよね？
何だった？ごめんね、こんなことになって」
蓮「ん？ああ、いいの。
Aさんの体調悪そうだったから心配で。
何か食べられそうだったらご飯連れて行こうかと思っただけだから」
「そっか。実は胃がずっと痛くて。
たぶんストレスだと思う。
病院いこうかなって思ってたの」
蓮「じゃあ、明日午前中に行ったほうがいいね。
付き合おうか？」
「子供じゃないし1人で行けるよ。
でも、ありがとう」
蓮「今日はこのまま帰る感じでいいかな？」
「うん。今日蓮くんが来てくれて本当に助かった。
ありがとう。
いなかったらと思うと・・・」
すごく怖い。
蓮「あの会社、また行く機会あるの？」
「うん、来週の火曜日また同じ時間に行く予定」
また会ったらどうしよう。
蓮「火曜だったら俺オフだから迎えに行こうか？」
「いやいやいや、申し訳ないしいいよ。」
蓮「でもまた会ったらと思うと怖いでしょ？
他の人にも言いたくないし、俺事情知ってるし。
買い物して待ってるから大丈夫だよ」
「ごめん・・・」
蓮「もう謝らないで、ね？
俺やりたくないことはしないって決めてるから。
心配だし、そうさせて？」
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます。
あ、お礼したいから考えといてくれる？」
蓮「お礼なんていらない。
なんて言ってもAさんの気が済まないだろうから考えとくね」
「何にしよーかなー」って楽しそうに歩き始めた。
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まだ相変わらず胃は痛くて、腕も痛くて。
だけど、蓮くんのおかげで気持ちが少し楽になった。
グズグズ考えるのやめようと思っていたのに、それでもグズグズ考えてしまってたのはもうやめよう。
これからのことに目を向けよう。
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————そう決めた夜だった。
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作者名：kazu | 作成日時：2023年2月8日 16時
