Snow drop (ページ24)

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次の日の私は勢力的に動いた。

相変わらず胃は痛いし、食欲もない。でも一人で悶々としているとよからぬ考えに囚われてしまう。
とにかく何でもいいから何かしよう。

ラウールが食べたがっていたハンバーグ、たくさん作ってフライパンで両面焼いてあとはオーブンに入れるだけにした。付け合わせは温野菜、コーンスープ。バゲットも焼こう。
一通り下準備をして次はカフェの厨房へ。
クッキーやスコーン、プチパンを焼く前の状態までたくさん作って冷凍した。
お昼も取らずにただ黙々と作業を続けたらもう夕方だ。

「涼太くん、康二くん、ここに作っておいたから必要な時オーブンで焼いてね。こっちのは小麦・卵・牛乳・バター使ってないからアレルギーの人でも食べれるはず。売るのは気が引けるから食事やコーヒーにサービスで付けて提供してもらえるかな？」

「こんなにたくさん作ったん？！」
「少し休んだほうがいいんじゃない？」

「動きたいの！」
「あ、あと涼太くん夕ご飯下準備してあるからハンバーグだけオーブンに入れて焼いてくれる？」

「えっ、夕飯まで作ってくれたの？悪いね」

「いつも涼太くんがしてくれてる事でしょ？私ちょっとしたら出かけるからあとお願いします」

「わかったよ、気をつけてね」

「あんまり遅くならんようにな」

「はーい、行ってきますー」

今日はユミと会う約束をしている。

気が緩まないよういつもよりおしゃれをして出かける。

Tシャツとジーンズが楽だけど、だめだめ。

シャンとしてないと！

少し早かったが家を出ることにした。

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