ペンギンと、水の妖精２【葉月渚】 (ページ27)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:18,132 hit

７４ページ27

ハルちゃんに慰めてもらいながら、帰る。

あれは…浅野さんと渚くん…？

一緒に帰るなんて、彼女だね…

はぁ。

ハルちゃんも、ため息をついた。

『ハルちゃんどうしたの？ため息なんて』

遙｢いや、渚がバカだからな…｣

『ん…？』

遙｢…。｣

『もーあきらめなきゃな…

私、もしかしたら、今日でハルちゃんに会うの
最後かも知んない。』

遙｢なんでだ。｣

『お兄に、北海道まで来いって言われてて…
結婚なんて、嫌だけど…』

遙｢結婚！？｣

『うん…お兄から未来の嫁だって。』

遙｢それは…｣

江｢駆け落ちしなよ！｣

遙｢ご、江！？｣

『江ちゃん！ムチャだよ！
それに、渚くんには彼女がいるんだよ！？』

江｢ゆりは彼女じゃないよ！｣

『でも、そう言ってたもん』

江｢渚くんから聞いてないでしょ！？｣

『そうだけど…』

江｢聞きなさいよ！

私、Aには幸せになって欲しいもん！｣

『江ちゃん…

行ってくる…！』

遙｢俺の存在を無視するな。｣

江｢無視してませんよ、遙先輩！｣