Anemone . 29 ページ29
side . YG
「…黒狼……」
早めに潰した方がいいのだろうか。
Aにはお金がかかってるし、
何よりTOKYOのボスの娘だ。
黒狼は攻撃的な奴らが多い。
Aを殺しにかかってくるかもしれない。
…あいつに頼んでみるか。
俺は重たい体を動かし、ジミンの部屋まで行く。
「…ジミナ」
JM「あ、ヒョン」
なんか用事?とジミナはこっちに来る。
「…お前、黒狼のことどう思う」
JM「…黒狼、かぁ……」
少し考え込んだ後、ジミナは口角をあげた。
JM「殺しちゃいましょうよっ」
久しぶりに見た、本当の笑み。
これがジミンの正体だ。
JM「もうっ、ずっとうずうずしてた、ようやく、ようやく殺っちゃっていいんですよねっ?」
「………いや…」
こういう時は感情を捨てるべきだ。
だが黒狼はまだ何もしてない。
…いや、何かする前に潰しとかないと。
……かつての仲間ということもあってなかなか決められずにいると、
バタン!
と、大きい物音が響いて、
足音がドタドタ聞こえてくる。
「何事だ」
JM「さぁ」
ジミンが首を傾ける。
TH「っ、ヒョンっ!」
テヒョンが頬に切り傷を作って駆けてきた。
「どうした」
TH「…黒狼です」
「Aは」
TH「無事です、ジニヒョンと行動してます。」
「…どこで何があった」
TH「一番高い廃墟のマンションでAを狙って発砲したかと」
「何人だ?」
TH「おそらく5、6」
「わかった。今すぐ行く。お前はAと一緒にいろ。」
TH「分かりました」
テヒョンはまた駆けて行った。
JM「…やっぱ殺るべきですよ」
「…そう、なのかもな」
コートを羽織り、銃を持ってアジトを出た。
…ジミンを連れて。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←Anemone . 28
509人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りお(プロフ) - 私も、明日テストですよ!いっしょですね! (2018年11月28日 21時) (レス) id: 610d527ce2 (このIDを非表示/違反報告)
飴薬(プロフ) - ゆんぎらぶさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2018年10月27日 22時) (レス) id: 158d4b0e37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんぎらぶ - このピョンテな感じ大好きです!!更新ふぁいてぃんです!! (2018年10月27日 22時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
LOSETY(プロフ) - ちあさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年10月24日 5時) (レス) id: 158d4b0e37 (このIDを非表示/違反報告)
ちあ - 本当に面白いです!楽しみにしてまーす。更新頑張ってください!! (2018年10月24日 0時) (レス) id: 4a9056ee7c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:飴薬 (Shiyaku) | 作成日時:2018年10月15日 18時