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あーあ疲れた。男子校ってめんどくさい。いちいち気使わなきゃいけない。明日からずっとこれが続く。毎日毎日。ずっと。
不良いっぱいいた。髪ぴんくの人もいた。名前は確かぱくじみん。すまほいじってた。きてぃーちゃんのスマホケースだった。
『…』
今日もお腹空かない。ご飯いらない。ゆんぎ。ゆんぎに会いたい。電話したら出てくれるかな。
『………もしもし』
「…A？」
『今忙しい、？』
「……忙しくない」
『お話しよ』
「お前んち行っていい？」
『…だいすき』
「俺も」
ぷつっ。つー。つー。
ああだいすき。ほんとに愛してる。ゆんぎってほんとにかっこいい。ゆんぎはわたしのこと愛してくれてる。ゆんぎはわたしがいないと生きてけないって言ってくれた。わたしもだよゆんぎ。これって共依存。がちゃ。あ、ゆんぎだ。
「よ、」
『…すき』
「今日から新しい学校だっけ」
『そうなの、も、疲れた』
ゆんぎに寄りかかると抱きしめてくれる。ああすき。この匂い久しぶり。ゆんぎのにおい。いいにおいがする。
「髪伸びた」
『そうなの』
……あ、ほんとに久しぶりだね、会いたかった、ねえ、ちゅーしよ。
「甘えただな」
『ゆんぎだけだよ』
唇を重ねて舌をねじこまれる。ゆんぎだ。ゆんぎ。そのままベッド行ってやる。ゆんぎ。ゆんぎ。名前を呼ぶ度にここにいるとかAとか言ってくれる。あぁすき。ほんとにだいすきだよ。どこにもいかないで。
.
.
.
『保健室のせんせーって変態だね』
「うるせぇ」
キスしたのはそっちだろ、って頭撫でてくれる。
『…ゆんぎは仕事どう？相変わらず？』
「…お前がいねぇから寂しい」
『あまあまだね』
「久しぶりだからな」
『…明日も学校だよ』
「そうだな」
『休めたらいいのにね』
「…休む？」
『いいの？』
「…俺はな」
どうしたの今日ほんとに甘いね。砂糖だね。
『じゃあ休む』
「…おれも休むわ」
今日泊まってもいい？って聞く。もちろん。うれしい。
いつのまにか会話も少なくなって気づいたらゆんぎは寝てた。わたしも寝ようと思った。でも寝れなかった。…ごめんね。わたしゆんぎといても寝れないね。
テーブルに置いてある瓶かららむねをだした。まずいらむね。いっぱい。容量なんてわかんない。５粒。１０粒。ベッドから抜けてコップに水を入れて全部飲んだ。いつのまにか３粒じゃ足りなくなってた。ただそれだけ。あぁ。今日も無事死にたいと思った。
…ゆんぎがいるのにね。
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作者名：飴薬 (Shiyaku) | 作成日時：2019年3月25日 19時
