32 ページ33
かぷりちおです!
久しぶりに占ツク開いてみたら、なんと順位が!!
ありがとうございます!
嬉しいです!
頑張って更新するので、最後まで読んでいってください!
***
誰も教えてくれなかった。
傷害罪。
龍樹がその罪で逮捕されたということ以外は何も教えられなかった。
龍樹は結局、執行猶予みたいなのがついて、実刑には至らなかった。
どれでも、塔森学園は退学になり、戸村家は引っ越すことになった。
今日は、その引越しの日だ。
「今までお世話になりました。」
龍樹のお母さんが頭を下げる。
なんで。
もう涙すら出なくなってしまった。
俯く龍樹は、悔しそうだった。
ねえ、何がそんなに悔しいの?
私を裏切ったのに。
なんで、何も言ってくれないの?
一言でもいい。
どうしてそんなことをしたのか。
ごめん、とか、後悔してる、とか。
そういってくれたら信じれるのに。
言葉にしてくれなきゃ、私は何もできないよ。
言葉にしなくても伝わるなんて。
だって私は恐れてる。
自分の知らないところで何があったのか。
お願い。
たった一言でいいの。
謝らなくていい。
何も説明しなくてもいい。
龍樹に言ってもらいたいの。
たった一言、好きだって。
まだ私たち終わらないよね?
まだ、そばにいてくれるよね?
お願い。
行かないで。
88人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かぷりちお - コメントありがとうございます!亀更新ですが、完結は必ずしますので、気長に読んでくださると嬉しいです! (2018年8月24日 2時) (レス) id: 0810d4d9bb (このIDを非表示/違反報告)
G - 続き気になる (2018年8月22日 16時) (レス) id: cad32de435 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 続き書かれる予定はありますか、、、?設定が面白いので思わず読み入ってしまいました笑 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 5cff57e74b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かぷりちお | 作成日時:2018年6月27日 19時