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何を言っているんだろう。
私はこんなこと言うつもりじゃなかったのに。
教室でこんなこと言っちゃったら、神田くんの居心地が悪くなっちゃうじゃない。
でも溢れる涙を止めることができなかった。
「真桜、、、いや遠山さん」
神田くんが駆け寄ってくる。
ごめんね、神田くん。
「取り敢えず、一旦出よう」
神田くんはそう言って遠慮がちに私の手を取った。
反対の手で明日香の手を握る。
そんな行為に私の胸はチリっと痛んだ。
龍樹に未練があるくせに、神田くんにもまだ未練があるんだ。
なんでこんなことになっちゃったんだろう。
神田くんが私たちを連れて言ったのは保健室だった。
先生に手短に事情を説明すると、神田くんは出て行った。
すると、ソファーに腰掛けた私たちの隣に先生が座った。
「恋か。
青春だね。」
「そんなんじゃないです。どろどろしてて。
こんな恋したくなかった。」
「なんでだろうね、人はなんで恋するんだろうね」
先生がつぶやく。
何か答えようとして、何も言えなかった。
だって私は、その答えを知らないから。
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かぷりちお - コメントありがとうございます！亀更新ですが、完結は必ずしますので、気長に読んでくださると嬉しいです！ (2018年8月24日 2時) (
レス) id: 0810d4d9bb (このIDを非表示/違反報告)
G - 続き気になる (2018年8月22日 16時) (レス) id: cad32de435 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 続き書かれる予定はありますか、、、？設定が面白いので思わず読み入ってしまいました笑 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 5cff57e74b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぷりちお | 作成日時：2018年6月27日 19時
