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38話 ページ38

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この爆風の中、


誰も喋らない。
誰も慌てない。
誰も逃げない。






トン兄は楽しそうにしてて、





軍人も国民も観光客も全員意識遠のいてフラフラ歩いてる。








トントン「Aっ!次あれ食べへんか!?あの串焼き!」









「そうだね。」







楽しそうなトン兄。


俺はトン兄を殺したかった訳じゃない。






トン兄は優秀で周りから愛されてて俺を愛してくれた。



そんな所にいらない俺は俺を愛してくれないあのクソ親共が俺を捨てた。



だからトン兄以外を潰せば俺を愛してくれたトン兄と仲良くできる。









グルッペン「見つけたぞ」









「…」









トントン「誰や?Aの知り合い?」









「…いや、知らない人。」









グルッペン「なるほど?トントンを強制的に操って記憶操作でもしたか。この騒ぎとトントンの解放、そして今まで操ってきた人達の解放をすれば減刑してやらんことも無いぞ。」









「ごめんだけど俺今からトン兄と死ぬ予定だから邪魔しないでくれる?」









グルッペン「トン氏うちの大事な書記長だ。そうはさせないぞ!」









「ゾムもショッピもコネシマもオスマンもひとらんらんも失ってるのにまだそんな事言えんだな。それに…」









ロボロ『えーテステス、今から国営放送を開始します。Aに操られている者達全員で我々国を押さえつけてください。Aとトントンを邪魔するやつを潰してください。』









グルッペン「ロボロ……!!?」









「ありがとロボロ。お前も俺のただの駒にしか過ぎないんだよ。国営が終了したらオスマンとひとらんらんを殺して悲しみながら死んでくれ。」

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作者名:みやま | 作成日時:2020年4月26日 6時

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