27話 ページ27
.
トントン「…」
この家帰ってくるんは就任以来やな。
執事「…ッ、トントン様おかえりなさいませ。当主様がお待ちになっております。」
トントン「案内して。」
.
長い長い廊下。
執事やメイドが俺を見る度哀れみの目で見てくる。
元々、
Aの使っていた部屋は物置部屋になってた。
まるで、元からいなかったかのように。
トントン「父様、トントンただいま帰りました。」
鋭い目だけ似てる父様。
その目で帰った俺を睨みつけてくる。
どうして。
なんて、
よく考えたら分かること。
父「なぜ、なぜなのだトントン。なぜ軍を辞めて戻ってきた。」
トントン「…その理由を言う前に父様に幾つか質問があります。答えて下さらないならば俺はこの家と縁を切らせて頂きます。」
父「優秀なトントンなのだ、何か感じたのだろう?何でも聞いてくれ。嫌な事があったか?それなら私が総統に直談判してみよう。」
トントン「Aについて」
ニコニコ笑顔も偽り笑顔。
そう、
もっと早く、
Aがいなくなった時に気づいていれば。
27人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みやま | 作成日時:2020年4月26日 6時