2話 ページ2
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時間は過ぎてく。
針はくるくる回る。
太陽昇って沈んでく。
2回繰り返した。
窓から射し込む月光がベッドで眠るトントンを照らしてる。
トントン「_____っ」
覚めない目と動かない脳みそを無理矢理動かす。
射し込んだ月光に舌打ちかましてベッドから出てく。
トントン「寝すぎた…」
目の下の隈は無くなって寝すぎで頭が痛い。
普通の人は眠ってる時間。
ちょっとだけラフな格好で仕事場に足運んだ。
トントン「エミさんにお礼せな。」
目的地の扉をノックして中から『どうぞ』の一言。
昼間よりテキパキ動く上司グルッペン。
グルッペン「やっと起きたのか。」
トントン「何時間経っとるん?書類は片付いとるんか?」
グルッペン「お前が眠ってから2日と8時間ほど経っている。」
トントン「ふつか???」
グルッペン「2日だ。目の下の隈が無くなってるな。エーミールに感謝するんだぞ。お前が担当外までやっているからエーミールに頼んで休ませたのだぞ。」
トントン「そんなんあったんか…」
つまるところ働きすぎなのでサボって部下眠らせました、という感じ。
呆れ声と照れ顔で
トントン「ありがと…」
グルッペン「明日は城下町に視察に行ってくれ。最近市場高騰で騒がしいようだ。」
トントン「分かった。」
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作者名:みやま | 作成日時:2020年4月26日 6時