声優界の末っ子夫婦の幸せな結婚生活【内田雄馬】

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式場には沢山の人が2人の登場を待ちわびていた。お世話になってる同業者の先輩や同期に後輩。



お互いに両親は呼ばないことになった。両親も招待したのだが、仲良くしてもらってる人達だけでしなさいという気遣いでそれに甘えさせてもらった。



写真はちゃんと撮ってきてねというリクエストは受けたけどもちろんそのつもりだ。





結婚式はバージンロードを真ん中まで花嫁を普通はお父さんが送ってくれるのだが同業者しか居ないため、昔からお世話になってる先輩の下野さんにお願いをした。



もちろんびっくりしてはいたけど、快く引き受けてくれて本当に助かった。ついでに神父も頼んだ。




さて、もう入場だ。



音楽が流れ始め扉が開く。
みんなの目線の先は最初入場する雄馬くん。
堂々とゆっくり歩き始める。




ある人は彼を見つめて微笑み、ある人は彼を見つめて涙を流し、ある人は彼を見つめて大きくなったなぁと実感する



気づけば真ん中につき歩みを止める。
そしてゆっくりと振り返り扉を見つめた。




そして、一度閉ざされていた扉がもう一度開く。



ドレスの裾を揺らしゆっくりと歩み始めた彼女の姿に誰もが息を飲んだ。まるで天使のようだと。



彼女が来たドレスはその子の為だけに存在していると言っても過言ではないくらいに似合っていた。




ある人は彼女を見つめて目を奪われ、ある人は彼女を見つめて頬染め、あの人は彼女を見つめて親のような目線を送っている。




下野｢新郎、内田雄馬。新婦、綾瀬風花。貴方達2人は妻、夫とし健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻を、夫を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか｣




雄馬｢誓います｣



『誓います』




下野｢それでは指輪交換と誓のキスを｣




2人は手を取り合い互いに指輪はめる。



そしてゆっくりと顔を近づけ誓のキスをし、照れくさそうに微笑みあった。









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