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欲しい ページ31

Dreamと彼女は木の下に座って決して会話が弾んでいたという訳では無いがDreamの過去についてを話していた。


「此処ってそっか。DreamがNightmareと仲良くしてた所に似てるんだね」


ドリ「うん、だから僕ここ好きなんだ」


ふにゃっとした笑顔を浮かべてそう言うDream。
さっきの不安そうな顔とは打って変わって楽しそうだからよかった。


「Dreamの気持ち凄く分かるよ」


ドリ「分かってくれてありがとう。ねぇ…Aちゃん記憶の夢の事なんだけどさ」


Dreamは話を彼女の記憶の夢の話に切り替える。


「ん?」


ドリ「その…結局黒い影って誰だか分かってるの?」


Dreamは俯いて彼女に聞いた。彼女は俯いたDreamの方を向いて


「さぁ。結局分からなかったよ。まぁでも気にしてないから、別に興味無いかな」


苦笑いをしてもういいかなと伝える彼女。実際もう見る事はないのだから今更気にしたって無駄だ。


ドリ「そ、そっか。じゃあさAちゃん、」


Dream顔を上げて此方の方を向く。











ドリ「コレ見ても本当に覚えない?」


そう聞くDreamの手に握られていたのは小さい小さい指輪だった。小さい指輪。只の指輪。だけどもDreamが持っているその指輪には紛れもなく自分の記憶にあった。


「Dream…どうしてこれを持っているの?」


ドリ「やっぱり覚えているんだね」


Dreamは笑みを浮かべてそう言った。


その幼い頃自分が買い物帰りに母親とはぐれ迷子になった時、自分の面倒を見てくれた人がくれたものだった。どんな人だったか忘れてしまったけれども…
あの後貰ってから大事に自分の部屋の引き出しにしまってあった筈だ。


「え、えなんで?」


頭の中は大混乱だ。しまってあった筈の指輪をどうしてDreamが持っているのだろうか。Dreamは質問に答えてはくれない。


ドリ「あぁやっぱりね、あの時の子だったんだ。ああ…」


ギュッと私の両腕を掴んでDreamはブツブツと呟いている。


ドリ「ずっと探していたんだ。ね、Nightmareが邪魔だったんだよ…だから今から記憶を…す」


何か物騒な事を言っているようだが小さな声なので聞き取りづらい。心配になりDreamに声をかける。


「Dream?」















ドリ「ねぇ、僕の物になって…?」


そういうと私の手を掴んでからDreamは押し倒していた。



―――

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あおい - 初コメ失礼しまっす完結おめでーす!なんか色々とカオスでしたね...でもめっちゃ面白かったです!神作だぁね (12月25日 18時) (レス) @page50 id: d618ad239b (このIDを非表示/違反報告)
スナ(プロフ) - kaki氷さん» ありがとうございます! (2023年4月23日 20時) (レス) id: 0d0cbcd95a (このIDを非表示/違反報告)
kaki氷 - 途中で泣いて、最後でも泣きました!こんな、、こんな、、、(語彙力消し飛んだ)神作品をありがとうございます!お気に入りに入れておきます、、どうして!!こんなに!いい作品ができるんですか!!!凄いですね!! (2023年4月22日 1時) (レス) @page50 id: 904d7cdbaa (このIDを非表示/違反報告)
ヤハ(現在多忙な為あまり更新はいたしてません)(プロフ) - ねこなさん» ありがとうございます😳 (2022年2月11日 13時) (レス) id: c2e01588ae (このIDを非表示/違反報告)
ねこな - 完結おめでとうございます!!!!! (2022年1月24日 20時) (レス) @page50 id: ef4955796b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年11月21日 20時

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