丘の上 ページ30
ド「…」
(Dreamさっきから黙っているな…どうしたんだろう)
Epicのラボを出てから段々と口数が減り、今は黙々と歩き続けるDreamの後を彼女は着いてきていた。流石に無言の状態が何分か続いていたので気まずくなり、とりあえず適当に何処へ行くのかという話を彼女はDreamに持ち掛ける。
「ねぇDream。私達はこれから何処へ行くの？」
彼女は小走りでDreamの隣に行き、
Dreamを必然的に覗き込むような形になった。
ド「え、あ…僕だけが知ってる秘密の場所だよ…！」
いきなりの事で少し戸惑っていたがDreamは答えてくれた。秘密の場所とは何ともワクワクする様なワードだ。
「秘密の場所！何だがワクワクするね！」
ド「うん。そこは景色が綺麗だからAちゃんが気に入ってくれると思うよ」
彼女が明るく話す反面Dreamは何処か元気が無さげな雰囲気である。何か良くないことでもあったのだろうか。
「元気無いけど何かあった…？Dream」
ド「いや、何もないよ？ほら、それよりもうすぐ着くから！早く行こ！」
そう言うとDreamは彼女の手を強引掴んで走り出す。彼女は突然の出来事で一瞬引きづられるような感じになったがDreamについて行こうと彼女も走り出した。
「Dreamｯ待って…！」
Dreamの走るスピードはかなり速く、短時間の間に何度も転けそうになっていた。止まってと言ってもDreamは彼女の声を無視して走り続けている。彼女はDreamに自分の声が届いていない事が分かると待ってと頼む事を諦めた。
そうしてこのまま1分くらい走り続けているとDream達はちょっとした木が生えた小高い丘にやってきた。
ド「ついたよ！」
「うわぁ…！」
あまり高さはない所だったが丘の向こう側には綺麗な花畑が見えていた。黄色と紫色の花が均一的に咲いている。
ド「ね、綺麗でしょ？」
「そうだね！」
笑顔を浮かべてそう聞いてくるDreamに頷いた彼女。
彼女は後々着いてこなければ良かったと後悔する事になるとは…まだ知らない。
―――
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あおい - 初コメ失礼しまっす完結おめでーす！なんか色々とカオスでしたね...でもめっちゃ面白かったです！神作だぁね (12月25日 18時) (
レス) @page50 id: d618ad239b (このIDを非表示/違反報告)
スナ(プロフ) - kaki氷さん» ありがとうございます！ (2023年4月23日 20時) (レス) id: 0d0cbcd95a (このIDを非表示/違反報告)
kaki氷 - 途中で泣いて、最後でも泣きました！こんな、、こんな、、、（語彙力消し飛んだ）神作品をありがとうございます！お気に入りに入れておきます、、どうして！！こんなに！いい作品ができるんですか！！！凄いですね!! (2023年4月22日 1時) (レス) @page50 id: 904d7cdbaa (このIDを非表示/違反報告)
ヤハ（現在多忙な為あまり更新はいたしてません）(プロフ) - ねこなさん» ありがとうございます😳 (2022年2月11日 13時) (レス) id: c2e01588ae (このIDを非表示/違反報告)
ねこな - 完結おめでとうございます！！！！！ (2022年1月24日 20時) (レス) @page50 id: ef4955796b (このIDを非表示/違反報告)
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