闇AUのメイドさん！4【完結】

Hey bruh!!! ページ23

Inkと彼女は手を繋いでDreamの所へと向かっている。
ここで手を繋ぐ必要性はあるかと誰かに聞かれたら多分彼女はこう答えると思う。多分ないって。


手を繋いでいる理由が彼女が迷子になるかもしれないから！という理由であるから。彼女はもう子供ではない。
立派な大人だ。


(どうして手を繋ぐ必要性があるのって聞いたら…私が絶対に迷子になるからって笑顔で答えてきた事が未だにショックだわ)


ショックを受けている彼女の反面Inkは軽快にステップを踏んで彼女を連れている。Inkの移動スピードは速かったのでもうDream達が見えてきた。


イ「Dream！今日はっちゃんと連れて来たよっ！」


ステップを踏みながらなので言葉が途切れ途切れになっている。


「おはよう、ドリー…」


Inkにつられて彼女も言葉が途切れてしまった。Dreamは苦笑いでInk達の方を見ている。


ド「やぁ！Aちゃんおはよう。それと！Ink今日はちゃんと連れて来てくれたからいいけど、Aちゃんの事考えて連れてきてあげてね？」


イ「はーい！」


Inkは元気よく返事をすると急に用事がある事を思い出したようで、「そうだ！仕事があるからまたね｣と手を振って帰ってしまった。


「話す暇なく帰っていたわね…」


ド「Inkはそういう子だからね…」


Dreamはやれやれと肩を落とした。すると紫色のパーカーを着た人物が声を掛けてきた。


？「ほんとまるで荒らしのような奴だよな、Bruh。
ま、それも彼奴の良さだと俺は思うぜ。そしておはようお嬢さん」


「おはようございます！Epicさんでしたよね…？CrossさんからEpicさんの事はお聞きしています…！｣


Crossが言った通りの人物そっくりだった。多分Epicさんなはず…


エピ「俺の事を知っててくれたんだな。キュートなお嬢さんに名前を呼んでもらえるなんて俺も有名になったものだ…」


グッと手を握って喜んでいるEpic。よかった、人違いではなかった。


ド「そっか！もうCrossから聞いていたんだね！」


「Crossさんがこないだ話してくれたんですよ！」


わーわーと久しぶりに会話が盛り上がってきた。



―――

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