闇AUのメイドさん！4【完結】

窓空いてたよ ページ3

ク「不法侵入してくるなよInk。最近そうだけども不法侵入する輩が多すぎる…」


CrossはInkが不法侵入したことを怒る事は諦めた。
が、Crossは不法侵入してくる輩が多い事に納得がいかないようだった。


イ「君らの所のボスが不用心すぎなんじゃない？」


「それは言えてるかもしれない」


Inkが言うようにNightmareのセキュリティの意識はかなり低めだ。意外と闇AUにはかなりお客さんが頻繁に来ている。(なのでセキュリティはかなり緩い)本当は客人が頻繁に来るようなところではないはずなのだが…


ク「先輩の不用心さはそうですけど…兎に角、壁とか！窓とか！扉とか！破壊して入ってくる奴は対策しようがありません！！I」


イ「わーお…それは大変だね」


同情するような顔をInkはしている。一応彼は守護者だから破壊者であるErrorの対処に追われていたりしている事で分かるのかもしれない。


「Inkは破壊しないだけマシかもね」


ク「頼むから今度から玄関から来てくれ…」


次また何か破壊されてしまったらCrossの仕事が余計に増える。余計な仕事はやりたくないとCrossは思っていたのでInkに釘を指した。


イ「わかったよ〜！でも、Crossも窓の鍵ぐらい閉めておいてね！僕じゃなかったら今頃大変なことになってたかもしれないからさ！」


ク「俺…昨日閉めて寝たんだよ…本気で空いてたのか？」


イ「え、そうなの？窓空いてたから入ってきたんだけど」


Crossは嘘は余りつかないスケルトンなのでCrossの言っている事は多分事実だろう。かと言ってInkが嘘を言っているようにも見えない。


ク「俺が寝ぼけてたのがな…」


昨日寝るのが遅かったからかもなと目を逸らして言った。


イ「それはないと思うけど…Nightmareのイタズラだと思うよ」


InkはCrossの事をよく知っているので絶対に有り得ないという顔で言った。

ク「えぇ先輩居なかったので無理だと思いますよ」


「Nightmareは昨日私の夢に出てきたし、それは有り得ないと思うわ」


Crossはそう言った。そして彼女の夢にNightmareが出てきているのでCrossの言っている通り有り得ない。


イ「そうなの？うーん…」


考え込むようにしてInkは唸り始めた。



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