【バディファイト】前世との繋がり〜第四章〜

062　怪文書の謎 ページ3

・



封を切って中から便箋を取り出すと、目に映ったのはよく分からない言葉の羅列。



「『絶望未来』…『奇跡が生んだ子』…『春風の夢』…？なんなのこれは？一体誰がこんな意味の分からないものを…」



『絶望未来』…これはきっと、文字通り絶望的な未来がこれから先待ち受けていると言うことだろう。


そして『奇跡が生んだ子』…これは不思議。


よく分からないけど、多分これ……タスクのことだと思う。


だってフューチャーフォースは奇跡のチカラ、それを理由にすれば納得がいくよね。



後は『春風の夢』…？


なんだかんだでこれが一番謎だなぁ。


春風…春の風


春の風の夢、この言葉が表す意味は……。



「う〜ん。全然分からないわ…」


「お姉ちゃん！ご飯だって！」


「花子ちゃん。今行くね〜」



花子ちゃんが私に掛けた言葉で、お腹が空いていることを思い出した私は、一先ず便箋を紅い封筒の中に入れてベッドの上に置いた。


階段を下りる途中、「なんて書いてあったの？」と聞かれたけど、流石にあんな意味分からない怪文書のことなんて教えてもよく分からないみたいだった。


まあ、花子ちゃんはまだ低学年だもんね。



・

063　アヤは欠席→←061　紅い手紙は

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す