43日 ページ44
「A、どれだけ心配したと思ってんだよ」
「ごめんなさい」
フジ兄の裏切り者
秘密って言ったところは言わなかったけど、聞かれて私が一人で出かけようとしたこと言われた。それで今私の前でお兄ちゃんが顔を顰めてる
怒鳴らないけど妙に静かな声で怖い
「目ェ逸らすな。A、もしものことがあったらどうすんだ？お前なんも出来ねぇからヤバいんだかんな。
……本当に心配だったからもう一人で勝手に行くなよ、夜出かける時は俺とだから」
顔を挟まれて目を見させられる、あまり好きじゃない色の目が向けられて逸らしたいんだけど、お兄ちゃんの私のことを見詰める目がそうさせてくれなかった
＿＿怖くない
そう思った
怒るのを抑えるような目は怖いのに、どうしてか怖くない。怒られてるから怖くないわけじゃないんだけど、そういうのじゃなくて 凄く優しい の。
向き合って見てくれてる、心配してる。そんな目が怖くなかった
「これから気を付けます……ごめんなさい」
「……これから気を付けんなら良いぜ。もっと自分のこと大事にしろよな」
最初、怖がった自分が嫌だった
お兄ちゃんは違うって分かってるのに、無意識にそう感じる自分が嫌
でも、雑に頭を撫でられて顔を上げると 明るい笑顔が居て いつの間にかそんな気持ちが薄れていった
初めは怖かったけど、今は撫でられるのが好き……フジ兄の手も優しくて好きだけど一番はお兄ちゃんが好き
あれからすぐにお料理を開始して、その間にも盛り上がる声は大きくなってお酒が入ってると分かった...飲みすぎなきゃいいけど
「Aちゃん」
悪気しか込めないで、多めに野菜を盛ってくと不意に声を掛けられて
「どうしましたか？こーすけさん」
「いややらせてばっかじゃ悪ぃなって思って来てみたんだけど、もう終わってるな」
その声に目を向けるとこーすけさんが立ってた、やっぱりお酒のせいで顔が少しだけ赤い気もする
「うわ、旨そう……料理上手いんだな」
笑いながらそういう彼は、やっぱり太陽みたいな明るい笑い方をする。綺麗な人の笑い方
「そーいや、Aちゃんキヨにめっちゃ大切にされてんな。居ないって気づいた時めっちゃ焦ってたし……あんなに焦ってるの久々に見たわ。キヨって意外に心無いとことかあるから結構驚きだな」
自分のことみたいに、お兄ちゃんのことを話してて優しい人だなって
そう感じた
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影丸(プロフ) - ミュウさん» コメントありがとうございます。好きになって頂けるような作品を作ることがてきてとても嬉しいです。文のまとまりがないような作品ではありますがこれからもよろしくお願いします！更新頑張ります。 (2018年10月30日 7時) (
レス) id: 7e2b9317f3 (このIDを非表示/違反報告)
ミュウ - この小説、ほんっと好きです！！！！ 全話見たので最初から読みにきました()更新頑張ってください！応援してます！！！ (2018年10月29日 23時) (レス) id: 5da253365d (このIDを非表示/違反報告)
影丸(プロフ) - 杠さん» コメント返すの遅れて申し訳ございません。そしてコメントありがとうございます。好き と言っていただけて光栄です、此れからも頑張らせて頂きます。暖かいお言葉ありがとうございました、今後も宜しくお願い致します。 (2017年10月16日 19時) (レス) id: 6e5a493a36 (このIDを非表示/違反報告)
杠(プロフ) - 今1番好きな小説です。応援してます、頑張ってくださいね！ (2017年10月15日 22時) (レス) id: e25dbea309 (このIDを非表示/違反報告)
影丸(プロフ) - 海美さん» コメントありがとうございます。申し訳ございません、非公開にしたままでした……直します。報告ありがとうございます、これからも楽しんで貰えるよう全身全霊を掛けて書かせていただきます。これからもよろしくお願い致します (2017年10月8日 17時) (レス) id: 1d1ed975b3 (このIDを非表示/違反報告)
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