39日 ページ40
……なんだろう、この状況。
Aちゃんが譲らず俺も譲らないからか、お札出してるJSと電子マネー出してる男が軽く睨み合ってるこの絵面って
もう払おうかとおもって出そうとすると、腕掴まれるし
振り払えばいいのかもしれないけど、俺そんなことできない！心が痛むよ？
さっきから店員の目が冷たくて心が折れそう
「……ちょっとごめんね」
ほんとごめんね
そう思いながらAちゃんの手から財布を抜き取って上にあげる、気を取られてジャンプして取ろうとしてるその間にさっさと払っちゃおう
……強情だねー。キヨも似たようなとこあるよね
変なところ似てるね
ちっちゃいなー、130あるかないかくらいだから俺と40センチ以上差があるから凄くちっちゃく感じる。子どもなんだよね、ちゃんと
「……フジ兄、ズルい」
「だからごめんね!?お願いだからそんな目で見ないで
まだ子供なんだから、もっと大人に頼ってればいいんだよ」
悔しそうにジト目で見上げてくるAちゃんにどうしようもなく笑えてきてしまう、なんかゲームに勝ったみたいな優越感と大人っぽい感じか抜け出した年相応な感じのギャップ、何故か笑えてくる
軽く笑い続ける俺をジト目を通り越して、なにか憎いものを見るような目になったのに気づいて
誤魔化しも含めてかるーく頭を撫でれば、肩を跳ねさせて驚いた顔を一瞬したけれど見上げてきてた顔は下がったから……まあ、大丈夫かなって思いたい
店員の目が冷たくて逃げるように外に出ると、後ろから小走りで付いてきて手を引っ張って「自分が持つ」とでも言いたげな姿にまた笑いがこみ上げてくる
本当、妹みたいでかわいい
「フジ兄、着いてきてくれてありがとう。それにお金出してもらっちゃってごめんね」
「え！ううん別に良いよ
俺が出したくて出しただけなんだからさ。さっきも言った通り子供が無理しなくていいんだよ？甘えてなんぼなんだからさ」
「……そういうものかな」
「そういうものだよ」
流石に水とか入ってて重いから持たせられない代わりに、不機嫌そうにしたAちゃんの手をできるだけ優しく掴んで歩き出す。……流石に調子乗りすぎ？
俺よりもずっと小さい手が、握り返す感覚が伝わってきてどうしようもなく嬉しく感じた
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あずきいろ
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影丸(プロフ) - ミュウさん» コメントありがとうございます。好きになって頂けるような作品を作ることがてきてとても嬉しいです。文のまとまりがないような作品ではありますがこれからもよろしくお願いします！更新頑張ります。 (2018年10月30日 7時) (
レス) id: 7e2b9317f3 (このIDを非表示/違反報告)
ミュウ - この小説、ほんっと好きです！！！！ 全話見たので最初から読みにきました()更新頑張ってください！応援してます！！！ (2018年10月29日 23時) (レス) id: 5da253365d (このIDを非表示/違反報告)
影丸(プロフ) - 杠さん» コメント返すの遅れて申し訳ございません。そしてコメントありがとうございます。好き と言っていただけて光栄です、此れからも頑張らせて頂きます。暖かいお言葉ありがとうございました、今後も宜しくお願い致します。 (2017年10月16日 19時) (レス) id: 6e5a493a36 (このIDを非表示/違反報告)
杠(プロフ) - 今1番好きな小説です。応援してます、頑張ってくださいね！ (2017年10月15日 22時) (レス) id: e25dbea309 (このIDを非表示/違反報告)
影丸(プロフ) - 海美さん» コメントありがとうございます。申し訳ございません、非公開にしたままでした……直します。報告ありがとうございます、これからも楽しんで貰えるよう全身全霊を掛けて書かせていただきます。これからもよろしくお願い致します (2017年10月8日 17時) (レス) id: 1d1ed975b3 (このIDを非表示/違反報告)
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