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北斗の家から蓮の家に帰るまで2人の手は繋がれたままだった
不思議と私の気持ちは落ち着いていた
朝を知らせるかのように小鳥のさえずる音が気持ちよく耳に入る
1日ぶりに帰ってきた家は、まるで知らない場所の様に冷たかった
張り詰めた緊張感が漂う無機質な部屋
『…お茶でもいれるね』
そんな空気に耐えられなくて1度は座ったソファから立ち上がり、蓮に背を向けた
蓮「A」
優しく、壊れ物でも扱うかのように後ろから抱きしめられる
蓮「…昨日会社の前でキスされたの見てたよね、？」
何も返事ができない
蓮「家帰ってくるのが遅かったのは本当に仕事だった。最近隣の部署の人に言い寄られてたんだ」
蓮「あのキスは無理やりされたもので俺に気持ちは全く無かった。…信じられないと思う、だから俺の携帯調べてくれてもいい」
北斗とは違う嗅ぎなれた甘い匂い
蓮の、蓮だけの匂いに身体中を包まれる
蓮「…俺の何がダメだった、？」
あぁ、違うんだよ
タイミングが悪かっただけなの
私と北斗が再会した時と、あの場面を見てしまった私の
蓮は、悪くないよ
喉まででかかった音は発せられることはなく、消えていった
蓮「俺どうしたらいい？俺の事嫌いになった？」
蓮「不安なことあるなら俺全部なおすから、俺にはAしかいないんだよ」
抱きしめる手が震えて、涙声になっていく
蓮「愛してるよ、……Aがいなきゃ、息もできないくらい」
身体をまわされ正面から直接目を合わせられる
少し開いたカーテンの隙間
差し込む朝陽に照らされる蓮の綺麗な黒髪は光沢をもちキラキラと光っている
細い首には誕生日の時にあげたシルバーのネックレスが服の隙間から顔をのぞかせる
私を見つめる瞳は切なげに揺れ動いた
『……蓮…別れ
蓮「嫌だ……っ！」
肩に置かれた両手に力がこもる、食い込む指先は少し痛い
蓮の頬に一筋涙が伝った
蓮「……別れたくない、」
『蓮…』
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あべさく担 - めるさん» 全然大丈夫です！北斗くん担なんですね！これからも読ませて頂きます！ (2020年6月2日 15時) (
レス) id: 7ba432eed6 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - めめぇぇぇってなったりほくとぉぉぉぉってなったりします、最高です^_^ (2020年5月28日 12時) (レス) id: d210b9b65a (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - あべさく担さん» 返信遅くなってごめんなさい！コメントありがとうございます！北斗くん良いですよね！私も北斗くんが好きなので最高と言って頂けるように書かせて頂いています！これからも読んで頂けると嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年5月24日 21時) (レス) id: 2a192b7d3c (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - まりんさん» 返信遅くなってごめんなさい！コメントありがとうございます！作者が北斗くん好きなので（）ひいき目で書かせて頂いていますが目黒くんには頑張って頂きたいです！（笑）これからも楽しんで読んで頂けると嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年5月24日 21時) (レス) id: 2a192b7d3c (このIDを非表示/違反報告)
まりん - 目黒くんがすきなので今後の展開にドキドキしています。主人公ちゃんの気持ちの動揺に私もハラハラしてしまっています。とても楽しく読ませて頂いています。これからも更新よろしくお願いします。 (2020年5月16日 22時) (レス) id: f071218485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：める | 作成日時：2020年5月9日 15時
