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長い長い、果てにある夢 ページ43

赤い女の子が私を助けてくれた。私の家族の記憶は彼女によって構成されており、この子の想いが消えてしまったら、私の家族の記憶に影響が及びかねない。

潮見「メディナ...その子ならALOにいる。アリスと共にリアルワールドに来た女の子ね。」

「その子に異変はなかった?」

潮見「...ないわ。先にあの子に聞いたけど、貴女には面影なんてない。多分だけど...貴女の探すメディナは、この現実に存在していると思う。死体となった今も、貴女を待ってるかもね。」

彼女が生きている確率は低い。私が知る限りのことを知り合い全員に伝えたが、そんな女の子は見たことがないと言われた。

世界中を旅する盟友さえも、彼女と関係があるはずの地下の住民でさえも...彼女の存在を知らない。でも地下の住民は揃ってこう答えた。

ライオス「聞くだけで吐き気がする名前...キリト、ユージオ、そしてお前に出会う前はそうだった。今はただ...会ってみたい。その想いが強い。」

「...必ず見つけるよ。私もあの子にお礼が言いたい。」



吐き気がする。でも会いたい。何かを伝えたい。その想いは皆同じで...皆が会いたがってた。

梨花「雛見沢を少し離れれば、大きな山がたくさんあるのです。」

魅音「というか死体探しって...本当に生きていないの?」

「私が封印されてから何百年も経っている。生きている確率は低すぎるよ。」

レナ「ちなみに...何故この村だと思ったの?」

「...私を救ってくれた彼女の声は、この村で死にかけていた時に聞こえた。ここに彼女がいると思うの。」

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作者名:琲世 | 作成日時:2020年10月21日 18時

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