すれ違いの先に

４色 ページ6

your side

『ただいま。』

私は自分の部屋に向かった


窓の外を見るところんと杉野さんがいる

揉めてるみたい……？

しばらくみていると杉野さんからころんにキスした

え？

今は抱き合ってる

やっぱり、私の気持ちはあっちゃいけないんだ。

一瞬杉野さんと目があった彼女は少し笑った

まるで、私を嘲笑うように

私は見ていられなくなってカーテンを閉めた


込み上げてくる涙は私が醜いせいだ


こんな嫉妬に塗れた私を君が知らなくてよかった


私にできることはやっぱり “君を忘れること” だ。

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