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漆黒の艶のある髪をなびかせて
くるりと君は僕の方を向いた
大きな瞳がさらに大きくなり、
少し驚いた表情を見せたけど
すぐに元のスタンバイスマイルへと切り替わった
.
『まふまふさん、
また会えて嬉しいです』
その言葉は
最初から用意されていたかのように
僕に向けて言った
「え？なに、知り合い？」
『この間席をご一緒させてもらった時に
少し話したんです、ね？まふまふさん』
ね？と言うタイミングで
君は僕の顔を覗きこんできた
「え、あぁ。うん」
まるで何も無かったかのように振る舞う君は
あくまでビジネスとしての対応をしている
もしかしたら告白されることなんて
あまり珍しいことではないのかもしれない
『何か飲まれますか？』
何度か聞いた同じ台詞に
僕は少し馴れたのか
決まったように答える
「…じゃあ、この前飲んだのと同じものを
お願いします」
もちろんノンアルコールだ。
.
「え、まふまふさんってあのまふまふさん！？！？
超有名人じゃん！」
「いやいやそんなことないですよ(笑)」
「だから言ったじゃん
まふくんは俺らみたいのとは違うんだって」
「マホトくんも何言ってんの！？」
焦る僕の反応を見て
酔いが回ったマホトくんを含めて友人達全員が声を出して笑っている
有難いことに僕の事を知っている方が多くて
動画の撮り方や編集の仕方など
質問攻めになるほど聞かれて、盛り上がった
見るとマホトくん達の接待に来ていた女性も何人か釣られて笑っている
でも君だけは何故か上の空だった
ほかの女性達と違って
控えめにお酒を喉に通して
零れた水滴をハンカチで拭っている
その仕草を見ていると
僕の視線に気づいた君はこっちを見て目を細めた
.
━━━ドクンｯ…
やばい
何か言わないと
君と目を離さないために
高鳴る胸をなんとか抑えて、
普段使えない頭をフル回転させて声を出そうとした
あ、あの…っ
「あれ？Aちゃぁ〜ん、飲んでるぅ？」
マホトくんの友人が
君を呼ぶ声で、僕の声は見事に掻き消えた
声の主は君の隣に腰を下ろしたかと思えば
少し乱暴に君の手を引いて肩を抱いた
.
「なぁに？全然飲んでないじゃぁ〜ん」
その瞬間で僕の中の何かが曇った
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杠*ゆずりは* - おっふ当たり…！面白いです…展開が分からなくてまたいいです！更新頑張ってください！楽しみにしております* (2019年2月24日 21時) (
レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - らいむさん» 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！たくさん作品を読んで日々研究中です( ´艸｀) (2019年1月9日 17時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - いちさん» 読んでいただきありがとうございます！！面白いって言って頂いて嬉しいです(；；)頑張ります！ (2019年1月9日 17時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - え、、すごく面白い、、更新頑張ってください！あ、あとその文才下さい(T_T) (2019年1月7日 16時) (レス) id: f03fc7a8af (このIDを非表示/違反報告)
いち - え、まってーーー めっちゃ面白いですやん！！！！！！ この理解力が全くない僕でもわかる...夢主ちゃん可愛いぃぃぃぃ！！ 更新頑張ってください！！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 5a68a53c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maa | 作成日時：2019年1月6日 22時
