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「ぎゃははははははは(笑)」
「ちょ、おま、お〜〜い！？！？」
バカでかい笑い声も、浴びせられる罵声も、
ガチャガチャとうるさい機器をいじる音も
全部耳に張り付くように聞こえてくる
でも特に不快には思わない
ひとつの画面に向かって、
一喜一憂する人達の後ろ姿を
僕はただぼーっと見つめるだけ
「まふ、どないしたん(笑)
今日めっちゃ静かじゃない？」
僕が座っていたソファに
もたれ掛かるように隣に座り込んできた
となりの坂田。くん ことさかたん
「あはは、静かかな」
「いつもの元気どしたの
何かあった？」
僕の様子がおかしかったのか、
心配そうに顔を覗き込んできた
人一倍に人の感情に気づきやすいさかたんは
いつも親身になって話を聞こうとしてくれる
「どーせまふまふの考えてるのは
あの子のことだろ？」
急に聞こえた声の方に視線を向けると
右手にゲーム機、左手にミネラルウォーターを持ったそらるさんと
その後ろには うらたさんがさかたんに続いて僕の元に来た
その様子を見てゲームは一時中断したことがわかった
「あの子…って？」
「あぁ、そっか。
坂田もうらたくんもあの話知らないんだ」
「えっ！その話はしない約束でしたよね！？」
咄嗟にそらるさんを見ると、面白いものを見るかのような目で僕を見ていた
うらたさんもさかたんも僕とそらるさんを交互に見ている
「まふまふの大失恋物語」
「え！！まふ好きな人いたん！？」
「マジで？」
「ちょっとなんで言っちゃうんですかーー！！」
うらたさんとさかたんは予想通りの反応を見せた
…そらるさん、
あんなに飲んでたくせに余計な事はしっかり覚えてる
「俺初めて見たかも、生で振られる瞬間」
「へぇ〜、そんなに可愛い子なの？その子」
うらたさんが僕の方を見ながら聞いてきた
それに続いて、さかたんとそらるさんも僕の方に視線を送る
「…う、ん」
「まふまふは好きそうな顔だよな
目立たないけど美人、みたいな」
「へぇ〜！！」
吸い込まれそうな綺麗な瞳、
他の女性と違ったふわっと香る優しい香り、
何よりあの笑顔を思い出すだけで
僕の鼓動が急激に早くなる
もう今更思い出しても仕方ないのに
最後に見たあの表情が、忘れられない
“『大切な人がいます』”
その言葉は、一見幸せな言葉にも聞こえるのに
あの時の君は何故か
震えていた
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杠*ゆずりは* - おっふ当たり…！面白いです…展開が分からなくてまたいいです！更新頑張ってください！楽しみにしております* (2019年2月24日 21時) (
レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - らいむさん» 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！たくさん作品を読んで日々研究中です( ´艸｀) (2019年1月9日 17時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - いちさん» 読んでいただきありがとうございます！！面白いって言って頂いて嬉しいです(；；)頑張ります！ (2019年1月9日 17時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - え、、すごく面白い、、更新頑張ってください！あ、あとその文才下さい(T_T) (2019年1月7日 16時) (レス) id: f03fc7a8af (このIDを非表示/違反報告)
いち - え、まってーーー めっちゃ面白いですやん！！！！！！ この理解力が全くない僕でもわかる...夢主ちゃん可愛いぃぃぃぃ！！ 更新頑張ってください！！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 5a68a53c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maa | 作成日時：2019年1月6日 22時
