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「えぇ！？！？」
咄嗟に出た声が想像以上に大きかったせいか、
目の前の人もビクリと肩を揺らす
「…ぁ、すみません！！
…でも…なんで、」
信じきれないまま声を出すと
大きな瞳がほんの少し細くなって
笑を零した君が小さな背ながらも
僕の瞳を見つめるために見上げてきた
「あ〜やっと届いた。出前」
「……ちょ、マホトくん！？どういう事！？」
しれっとした様子で、
僕の背後から顔を覗かせるマホトくんに
焦る気持ちが抑えられない
でも自分が焦るのも無理はない、仕方ない。
だって目の前にいるのは
『…出前って、
忘れ物届けに来ただけですよ』
僕の好きな君なのだから
柔らかく笑って、
マホトくんに紙袋を差し出す君は
お店で見る煌びやかなドレスとは一変して
淡い色のニットにグレーのコートを羽織っている
率直に言うと
…めちゃめちゃ可愛い。
初めて見る私服姿に
こんなにもときめく自分が
単純で仕方ない
『これ、大切な物ですよね？』
「あ〜さんきゅ
助かったわ」
そう言ってマホトくんが
紙袋を受け取って
何故か一瞬、君の髪に触れた
たぶん、何気ない行動だったんだと思う
もしかしたらゴミでもついていて、
それを取ってあげたのかもしれない
…なのに、僕は
胸が締め付けられる様に痛んで仕方ない
「A上がってけよ」
『え？いいですよ
忘れ物届けに来ただけですから』
「いーから。
どうせ店までまだ時間あるだろ？」
君に笑いかけるマホトくんの笑顔は
僕やこの間の友人達とは違う、たまに見せる優しい表情
そんな彼に対して君も、
特別な信頼関係があるのか
お店での感じとまた違って僕の目には映った
マホトくんは、もしかしたら君のこと…
って考えると荒々しく鳴り続ける胸が
更に締め付けられるように痛い
『まふまふさん、ご迷惑じゃないですか？』
知らなかった
自分がこんなにも
出会って間もない君に夢中になっているなんて
「構いませんよ。
…ってか」
僕にもっと、自信があれば良かった
.
「………僕、の方が
邪魔じゃないですか？」
.
続く (更新停止中)
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杠*ゆずりは* - おっふ当たり…！面白いです…展開が分からなくてまたいいです！更新頑張ってください！楽しみにしております* (2019年2月24日 21時) (
レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - らいむさん» 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！たくさん作品を読んで日々研究中です( ´艸｀) (2019年1月9日 17時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - いちさん» 読んでいただきありがとうございます！！面白いって言って頂いて嬉しいです(；；)頑張ります！ (2019年1月9日 17時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - え、、すごく面白い、、更新頑張ってください！あ、あとその文才下さい(T_T) (2019年1月7日 16時) (レス) id: f03fc7a8af (このIDを非表示/違反報告)
いち - え、まってーーー めっちゃ面白いですやん！！！！！！ この理解力が全くない僕でもわかる...夢主ちゃん可愛いぃぃぃぃ！！ 更新頑張ってください！！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 5a68a53c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maa | 作成日時：2019年1月6日 22時
