Dream 8 (ページ9)

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心配　9 ページ9

三月「確かにそうですね。分かりました。伝えておきます。」

大和「、、、思ったよりも小さい国なんですね。この被害にあった国。」

千「この国は、ほとんど如月家が色々と手助けをしているんだ。だから如月家のパーティーがあったならそこにほとんどの人がいたはず。あまり多くの犠牲者は出なかったと思うよ。後は、渚君たちが怪我をしていないと良いんだけど。」

大和「、、、何故、あの如月家がこんな小さな国へそこまでするんですか？」

千「、、、確か、Aが関係していた気がするな。Aが体調を崩して危険な状態になってしまったとき、飛行機を着陸させて助けてもらったのがこの国だったと聞いたよ。だから渚君も何かとこの国のことを助けていた。」

三月「恩返しなんですね。」

千「うん。如月家は、そうやって多くの人を助けながら多くの人に支えてもらってる。そういう家系だからね。」

千さんは、俺が持っていたドラマの台本を見た。

三月「あっ、明日の分の台本です。Aのことを考えると明日は、無さそうとは思うんですが。」

千「あの子なら休まないよ。体調が悪化しない限りどんな心の状態だって来る。」

大和「あの子は、女の子ですよ？そんなに強くはないはずです。」

千「強いよ。良いから台本、ちゃんと読んでおいで。」

三月「は、はい。分かりました。」

大和「、、、」

千「そんな不満そうな顔してどうしたの？」

大和「、、、別に何でもないですよ。」

千「、、、ふふ。大丈夫だよ。」

大和「どこからその自信が？」

千「何となくね。分かるんだ。おっと、次の仕事だ。じゃあね。また明日。」

三月「はい。よろしくお願いします。」

そしてその夕方のことだった。

八乙女たちは、Dreamの代わりに歌番組に出ていた。

俺と一織は、Aのことを見ていた。

一織「兄さん。」

三月「何だ？」

一織「、、、明日のドラマの撮影、延期になるんでしょうか？」

三月「んー、千さんは、予定通りAは、来るって言ってたぜ？まぁ、体調が良ければだけどな。どうかしたか？」

一織「、、、明日は、私とAさんが二人きりのシーンが多いんです。それで、、、少し、緊張していて、、、」

三月「、、、あっ、確かに多いな。大丈夫だろ。一織は、何でも出来るし、Aとの撮影も慣れてるだろ？」

一織「まぁ、、、前よりは慣れてきましたけど、、、やはり、、、」