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翔 「立ち止まることはあっても後ろへ下がることはありません。いつも、前へと進んでいらっしゃいますよ。」
天 「なら僕らは、見守るだけです。ありがとうございました。」
楽 「ありがとうございました。」
この日から二週間が経った日、僕は、和泉一織と公園で撮影があった。
一織 「珍しいですね。貴方と一緒だなんて。」
天 「そうだね。最近、会ってなかったし。」
一織 「Dreamとの共演も減りましたからね。Dreamも極力、仕事を増やさないようにしている感じですし。」
天 「新しいことは、始めてないね。頑張って時間を止めようとしている感じ。」
一織 「新曲も出してませんからね。」
天 「やっぱり、AとDreamをやりたいんだよね。Aと上へ行きたいんだ。」
一織 「それは、分かるんですが、、、そろそろ限界じゃないですか？どの曲も良い曲なのは、分かりますがファンの方だって新曲を待っているんじゃないでしょうか。」
天 「んー、、、新曲は、作ろうとはしているみたいだったけどね。Aは、前に進ませてあげたいけど琥珀君たちは、Aを待ってあげたいんだよ。」
一織 「まぁ、その気持ちは分かりますけどね、、、もう、半年ですか。Aさんがステージに立てなくなってから。何か、、、何かが物足りなく感じます。毎日の生活に。Dreamが活動するまでそれが普通だったのに急にAさんの歌声がなくなっただけで心に穴が空いたような。」
天 「、、、君も好きだったんだもんね。Aの歌。」
一織 「皆さん、好きですよ。、、、空いてる穴を埋めてくれるのは七瀬さんの歌なんです。歌い方が似ているからか七瀬さんの歌に助けられます。」
天 「この半年は、早いようで短かった。Aがいないと時が遅く感じて早く感じた。僕も少し前まであの子がいなくても普通だった。寂しかったけど普通を保てていた。だけど、、、駄目みたい。あの子がいないと。楽がよく、それに気づく。」
一織 「九条さんは、センターですからね。八乙女さんも貴方には、前を向いて立っていてほしいんですよ。」
天 「、、、ふふ。分かってる。」
一織 「私も七瀬さんを信頼しています。だから、、、突然、絶対的信頼をしていたセンターを失って戸惑う琥珀さんたちの気持ちも分かるんです。」
天 「、、、僕も分かるよ。あの子達が一番、ダメージを受けてる。」
一織 「Aさんは、人を惹き付けて離さない力がありますよね。」
続く (更新停止中)
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作者名：Mina | 作成日時：2020年12月31日 2時
