Dream 8 (ページ19)

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作戦　2 ページ19

二階堂大和は、六弥ナギと和泉兄を見せた。

これは、、、難しそうだな、、、

執事「、、、分かりました。調べさせましょう。こちらへ。」

ここの執事さんたちが優しい人で良かった、、、

それから階を上がるともう、顔見知りの執事さんばかりだった。

一織「どうしましょう、、、」

楽「、、、俺が行く。後は、強行突破しかねぇよ。何とか天だけでも上に辿り着くんだ。」

天「分かった。」

皆が執事さんたちを何とかエレベーターから離れさせて時間を稼いでくれている間に僕は、上へ向かった。

そして最上階まで辿り着いた。

後は、僕と陸しか残っていない。

陸「、、、最後の難関だね。」

陸は、病室の前に立っていた裕太さんを見て言った。

陸「何とか裕太さんの時間稼ぎをするよ。」

天「、、、陸は、Aに会わなくて良いの？」

陸「、、、会いたいけど、Aを助けられるのは、天にぃだと思う。天にぃは、ずっとAを見てきたわけだし。俺は、その手助けが出来れば良いから。」

陸が歩き出そうとすると誰かが僕らの肩を掴んだ。

渚「、、、僕が行こう。陸君も天君も行ってあげて。Aのところ。」

陸「渚さん、、、」

渚「僕も二人もあの子の兄だ。形はどうであれ。気持ちは同じ。」

天「、、、はい。」

渚「僕が何とか裕太の時間を稼ぐよ。他の皆も頑張ってくれたようだしね。」

天「、、、やはり、全てお見通しですか。」

渚「勿論。執事たちには、もう少し、お付き合いしてもらおう。」

天「、、、限界が来ますよ。すぐに。」

渚「そしたら僕が時間を稼ぐよ。エレベーターを全部止めたって良い。」

天「、、、分かりました。お願いします。」

渚さんは、僕らの頭を撫でた後、裕太さんの元に行き、簡単に裕太さんを別の場所へ連れていった。

静かにAの病室を覗くとAは、起き上がっていて外を見ていた。

『、、、何しに来たの？』

天「、、、本気で言ってる？」

『、、、ごめんなさい。』

天「、、、別に怒ってないよ。」

『、、、でも、心配したでしょ？』

天「心配はするよ。当たり前でしょ？」

『、、、』

天「、、、僕に一番、会いたくなかったって本当？」

『、、、本当。』

天「どうして？Aらしくないじゃない。いつもなら体調が悪くても音楽を辞めようなんてしないのに。」

『、、、ねぇ。』

天「ん？」

『、、、私らしさって何？歌って踊れること？』

天「え？」