Dream 8 (ページ15)

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第二のゼロ　5 ページ15

陸「そんな、、、」

裕太「私たちもどうしたら良いか分からない状態で、、、」

一織「、、、九条さんには、お会いしましたか？九条さんなら会ってくださるのでは？」

裕太「、、、それが、、、天様には、最も会いたくないと、、、」

一織「、、、そうですか、、、」

裕太「、、、琥珀様たちには、状況を説明しております。お嬢様がこのまま、ステージに立てないならDreamは、解散すると決められたと聞きました。しかし、まだ発表もしていない段階で何故か、記事になってしまって、、、」

一織「、、、なる程。では、解散は、まだ決定ではないんですね？」

裕太「え、ええ。お嬢様が歩けるようになれば活動は続けられると思います。」

一織「、、、分かりました。七瀬さん。行きましょう。裕太さん。ありがとうございました。」

裕太「、、、いえ。」

私は、放心状態の七瀬さんの腕を引っ張って病院を出た。

私は、すぐにある人へ電話をした。

天「、、、もしもし？」

一織「あっ、九条さん。今、よろしいですか？」

天「、、、ごめん。仕事だから。」

一織「、、、嘘ついてます？」

天「、、、嘘じゃない。すぐ、仕事なんだ。じゃあ。」

九条さんは、そう言って電話を切った。

～天side～
僕は、Dream解散と書かれた週刊誌を見ていた九条さんを階段から見ていた。

九条「、、、天。」

天「っ、、、はい。」

九条「、、、この子もゼロみたいになるのかな。急に消えて私たちだけを残していく。」

天「、、、」

九条「こないだのコンサート、良かったなぁ。あれが最後になってしまうのかな。残念だ。私のところに来ればそんなことなかったのに。」

天「、、、九条さん。Dreamが解散すると決まったわけではありません。現に如月さんは、消えてない。ドラマにもちゃんと出ているではないですか。」

九条「、、、ステージから姿を消した。突然ね。あの時のゼロと同じだ。どうして消えたのか。嫌になったんだ。あんな能のないメンバーと歌うことが。もっと早く気づくべきだったのに。」

天「、、、あの子は、いつも幸せそうでしたよ。琥珀君たちと歌っているとき。」

九条「じゃあ、何故、姿を消した？」

天「それは、、、」

九条「私は、あの子を完璧なアイドルにする自信があった。あんな無能な男たちと歌うよりももっと輝けるアイドルに出来た。なのに何故、あの子まで消えてしまったんだ、、、」

天「、、、」