心配 1 ページ1
天 「そう。ありがとう。」
僕がAを見ているとAは、ゆっくり目を開けた。
天 「あっ、A。」
『、、、天？あっ、私、寝ちゃって、、、』
楽 「疲れが溜まってるもんな。気にしなくて良い。」
姉鷺 「あぁ、、、渋滞にはまっちゃったわね、、、全然、動かないわ。」
天 「事故でもあったのかな。」
僕らが外を見ていると急にAが慌てて携帯をしまうのが目に入った。
天 「どうかした？」
『あっ、、、ううん。何でもない、、、』
姉鷺 「しばらく、駄目そうね、、、龍にもう少し遅れるって連絡しないと。」
楽 「あっ、俺がしとく。」
姉鷺 「ありがとう。Aちゃん。少し、遅れちゃうけどごめんなさいね。」
『あっ、、、いえいえ。大丈夫です。』
Aは、不安に呑まれているようなそんな表情をしていた。
楽 「どうかしたのか？手が震えてるぞ？」
姉鷺 「あら。寒かった？もう少し、温かくするわね。」
僕がAに何があったのか聞こうとすると電話が掛かってきた。
楽 「誰だ？」
天 「えっと、、、百さんだ。」
百さんからの電話は、今度の番組のことだった。
千さんとの夫婦漫才もあり、僕が電話を終えた頃には、渋滞を抜け、琥珀君の家に着いていた。
琥珀君が家の外で待っていてくれた。
楽 「寝起きだからな。歩けるか？」
『え、ええ、、、』
琥珀 「八乙女さん。九条さん。姉鷺さんもありがとうございました。」
楽 「体調は、もう大丈夫なのか？」
琥珀 「何とか。薬は、まだ飲んでいるんですが日常生活に支障はないです。明日からは仕事に復帰しますし。」
楽 「まだ治りきってないんだな。ゆっくり休めよ？Aもな？じゃ、おやすみ。」
琥珀 「おやすみなさい。」
『お、おやすみなさい、、、』
楽が車のドアを閉めると車は、すぐに走り出してしまった。
天 「、、、」
楽 「Aのことか？」
天 「、、、楽にも分かったでしょ？急におかしかった。」
楽 「でも、無理に聞くのもあれだろ？」
天 「まぁ、、、そうだけど。」
楽 「一晩、過ごして落ち着いたら聞いてやれば良い。恐らく、如月家のことだろうから聞いてもあまり力には、なれそうにないしな。」
天 「、、、」
〜三月side〜
俺は、飲み過ぎたおっさんを支えながら夜、寮に向かっていた。
三月 「全く、、、番組の打ち上げだからってこんなに飲むなよな。」
大和 「わりぃ、、、久し振りだったからさ。」
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作者名：Mina | 作成日時：2020年12月31日 2時
