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あれから朝食を食べ終わって今日のゲームを確認した。
『私朝と昼だけだ!』
「僕はゲームの数は少ないけれど朝昼夜出続けになるな‥」
『ひゅう〜、さすがイライ!私も頑張らないとなあ』
そんなことないよと少し照れてらっしゃる彼を横目に彼と一緒に出るゲームを探した。
『えぇーっと、お昼一緒だ!今日のメンバーはサベダーさんとイライに私‥それに納棺師さんか』
「そうなのか、じゃあ解読はAにお任せだね」
そう言って私にふわりと微笑むイライ
『そうだね、そうなんだけど‥大丈夫かな…』
「何がだ?」
『彼のこと。納棺師さんだよ』
彼の名前を出すとイライの顔が少し曇った気がした。
「大丈夫。何かあったら僕が駆けつけるから。心配しないで」
『そうじゃなくて、私彼のこと何も知らないの。ゲームで一緒になったことはあるけど、ほんの数回程度で負傷者を納棺で蘇らせることしか…』
するとイライはうぅん…と唸った。
実際、私は納棺師さんと一言も話したことがない。彼は社交恐怖で人と関わるのを極度に嫌がるのだ。
私が彼に話しかけようとするとそそくさと自室に戻ったり離れていくものだから、嫌われてるのかと思わざるを得ない。
「分かった。今回は僕とAで一緒に行動しよう」
『え?』
「一緒に行動しよう」
『は?』
「じゃあ僕は招集かかってるからもう行くよ」
『ま、待って‥!』
いや、正直に言おう。どうしてそうなった?
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こなつ(プロフ) - すごく面白いです!ノートンも推してるので絡ませてくれて嬉しいです…(>_<)❤️更新楽しみにしてます! (2022年8月19日 17時) (レス) @page14 id: 69f5122ea8 (このIDを非表示/違反報告)
茶碗(プロフ) - 社畜那須さん» ありがとうございます( ; ; ) (2022年3月8日 1時) (レス) @page14 id: ef931e52a4 (このIDを非表示/違反報告)
社畜那須 - めっちゃ面白いです!! (2022年1月18日 5時) (レス) @page13 id: 29eaa28498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶碗 | 作成日時:2021年11月25日 1時