潔の兄はエゴいのか

番外編1 ページ20

「もし進学先が白鳥沢だったら」(Aは高3)


俺は若利に言われた通り、白鳥沢に進んで共にバレーをしている。


「潔さん！！！レシーブ教えてください！！」


五色という元気な後輩は俺にとても懐いてくれた。こうしてよくレシーブの方法やらを聞いてくる。


「おい、潔さんが困ってるだろ。」


こうやって五色を睨んでいるのは白布くん。彼は俺と若利に憧れて一般受験できたんだって。まじかわいい。


「ありがとうね、白布。レシーブはこの間教えた気がするんだけどなあ。」


「！！！もう一度教えてください！！」


「はは、まぁいいけどさ。めっちゃ頑張っててえらいね。」


「！！！！好きです！！！！！」


「はは。五色は面白いね。」


「、、、、俺は、！」


「何の話をしているんだ。」


「おぉ若利、、五色にレシーブを教えようと思って。」


「なるほど。じゃあ俺が打とう。」


「おぉ助かる〜。」


「牛島さん、、俺負けませんから！！！！」


「？？そうか。」


そういって五色は走ってどこかに行った。そしてそれを白布が捕まえて引きずってどこかに行った。


「何だったんだろうね。」


「ああ。」


「じゃあ若利くんスパイク打ってくれる？あっ瀬見？暇なら一緒にやろ。」


「暇じゃねぇけどいいよ。」


「ありがとうね。ほんと瀬見のそういうとこいいと思うよ」


「、、、、、そうかよ」


「はは、耳赤くなってやんの。」


「、、やめろ。」


「いて、殴られちゃった」

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