【ONE PIECE】レストランオパール営業中 (ページ28)

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またこの日

地上でも大騒ぎだった

突然の報道にメディアを初め、多くの人々が度肝を抜かれた

_____________どれい制度の撤廃

この報道が世界中が歓喜に包まれた

どれい

それは人生を束縛され、飼い主の玩具にされるということ
時には己の命をも弄ばれ、命の保証などないのだ

つまり、どれいに成り下がった瞬間

人生どん底というわけである

しかも天竜人ならば尚更

横暴、傲慢、怠惰、強欲等々

それらを体現したかのような存在

気紛れで市民をどれいにし、気紛れで市民の命を奪う

しかし、それが罪に問われることはないのだ

彼らが世界の法であり、彼らが正義なのだらか

そんなくそったれな正義に地上の民達の怨みは強い

愛する人をどれいにされ、帰ってきたときには既に植物状態で、生きる希望を失った者

大切な子供を目の前を横切ったというだけで、銃を乱射され、幼いながらも子供を殺された親

重病の親を、彼らの気紛れで暴力をふるわれ、ただ見ているしかできなかった者

彼らの"正義"という名の悪行に、犠牲になった人々は数知れず
また種族問わず、魚人族、巨人族、有翼族なども被害にあっている

地上の民達は、ひっそりながらも心に大きな心傷と怨恨をもった

それゆえこの報道に地上の民達の感情は二つに別れた

"歓喜"と"憤怒"

もう誰も犠牲者は出ないことに歓喜し

何故もっと早くこの法令をださなかったという怒り

これにより世界政府はもう一つの決定を下した

全世界に賠償金の配分と天上金の減額

これで全て償えたわけではないが
それでも何も謝罪が無いよりはましだと考える者は少なからずいる

そして数多くの人がこのどれい制度撤廃に尽力したレストラン『オパール』に感謝の念を抱いた

毎日のようにポストにぎゅうぎゅうに詰みこまれる手紙

海軍の艦船２隻分の花束やお礼の品

それ全てをさばくのにオパールは連日休業しなければならなかった