【ONE PIECE】レストランオパール営業中 (ページ16)

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女ヶ島

そこは男共のロマンがぎっしりつまった女だけの島
見渡す限り女女女っ！！！
しかも全員がナイスグラマーなのだ

男にとってこれほど幸せなことはない
まさに一大ハーレム状態

しかし、Aはそんなことに目もくれず、黙々と下処理をすませる
ソースをかけ、カットされたフルーツを盛り付ける、その作業スピードは一向に落ちる気配がない

それを見つめる美女
見たものの心を鷲掴みにするその美貌
個々のパーツはまさに黄金比といわれるほど整っている
そしてモデルですら羨むナイスボディ

世界一の美女と名高いボア・ハンコックである

すると、給仕係の女性が出来上がったスイーツをハンコックに持っていく

「戦乙女(ヴァルキリー)の三層ゼリーにございます」

戦乙女(ヴァルキリー)

それは女ヶ島にしか実らない非常に希少なイチゴ
真っ赤に実ったイチゴはひとかじするだけで、品のある甘味と芳醇な香りが口いっぱいに広がるのだ

給仕係がもってきたのはそのイチゴがふんだんに使われた、見た目が鮮やかな赤で装飾された贅沢ゼリーだった

ハンコックはゴクリと喉を鳴らすと、スプーンを手に取り、ひとすくい
ゼリーとイチゴソースが絡み合ったゼリーを口に運ぶと

「_______________っ！！！！！！っん"ん"ん"ん"んんんんんんんっ！！！」

口に広がるイチゴの酸味と甘味の交響曲
鼻からぬけるイチゴの芳醇な香り

そしてクネクネと動くハンコック

勘違いしないでほしい
これが本来の彼女の姿なのだ

いつもすかしている彼女からは考えられないほどの姿を知っているのは彼女の妹達とニョン婆さん
おそらく初めて見る人は一瞬で美女というイメージが崩壊するだろう

ゼリーをゆっくりと喉に流し込むと吐息をはく

「はぁ///実に見事じゃAよ///今宵もわらわの完敗じゃな・・・・・・」
「お気に召したようで何よりです」
「うむ、先月のカカオ島のカカオをつかったチョコレートパフェ、先々月の皇鶏卵と妃牛のミルクをつかったなめらかプリンに続いて、戦乙女の三層ゼリー、実に見事じゃった」

Aはボア・ハンコックが唯一心を許す男性の友人であり、女ヶ島で彼女専用のパティシエでもある
ハンコックが玉座から立ち上がり、今度は彼女がエプロンをつける

「さぁ、A。今度はわらわの作るスイーツを食べるのじゃ」