【ONE PIECE】レストランオパール営業中 (ページ39)

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完成した親子丼を二人の前に配膳するが
大きさが桁違いだ

ドラゴンさんのは並盛りだが、ガープさんのそれはまさしく山盛りだ
ガープさんは山盛りの親子丼を流動食の如く吸い込んでいく
それを傍目にドラゴンさんは静かに食している

ド「相変わらず、此処の料理は奥が深い。それぞれの食材のよさを存分に引き出している。そして―――」

親子丼の感想をすらすら述べていくドラゴンさんと、

ガ「んぐんぐ、っん”！んんっふ！んんっふ！、み、水っ！―――――ぷはぁ、、、、げぇっ」

がつがつと食べ、のどに詰まらせるガープさん

本当に二人の血はつながっているのかと疑問に思うほど、対称的だ

ド「もう少しゆっくり味わって食べたらどうだ。海軍の食堂とは違うんだぞ」

ガ「食える時に食っておく！強い海兵の鉄則じゃ！おぬしに教えたじゃろうが」

ド「あいにく海軍には興味がなかったものでね」

ガ「何じゃとぉ？海賊から民を守るヒーローじゃろうが」

ド「その守る存在の中には天竜人がいるんだろう？」

ガ「わしらとてすき好んで天竜人(ゴミ共)を守っているわけではないわ」

その発言、大っぴらに言っていいのだろうか？
まぁ、どれい制度がなくなったとはいえ、あの人たちが積み重ねてきた負債はデカすぎるからな
そんな簡単にヘイトが消えるわけではないか

ガ「じゃがそれを我慢してでも、海の治安を守るのがわしら海軍の責務なんじゃ」

ド「では、俺たちは苦しむ民を救うのが責務だ」

そういって、立ち上がったドラゴンさん
会計を済ませ、ドアノブに手をかける

ド「……親父とぶつかる日がきても、お互いの義を信じよう」

そういい、ドラゴンさんは出ていった

ガープさんはふんっと鼻を鳴らしながら、目の前の丼にがっついていた
だが、時折みせる鬱な表情は子どもと喧嘩をしてどう仲直りしたらよいかまよっている父親のようだった