6*sideS ページ7
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朝の疲れか、いつも寝ない授業も、午前中は半分くらい寝てしまった。
「翔ちゃーん！お昼食べよー！」
…でっかいお弁当だな。
俺の前に座って、俺の机の上にドサッと置いた。
お昼になった途端、教室の側の廊下が騒がしくなる。
「「相葉くーん！！翔くーん！」」
…う、うるさい。
「みんな、やっほー♪」
目の前のアホは、ぶんぶん手を振って、さらにうるさくなった。
「…雅紀、うるさいから屋上いきたい。」
「えー、なんでー、良いじゃーん」
雅紀はカッコいいって言われてるから気持ち良いかもしれないけど、俺は可愛いなんて言われても少しも嬉しくない。
無理矢理雅紀の手をとって、人混みをなんとか抜け出して、途中で隠れたりして、なんとか屋上にきた。
「さむっ…。」
寒がってる俺とは反対に、平然とした顔で雅紀は重箱並みのお弁当を広げて、早くも食べ始めていた。
寒くないのかな？と疑問に思いつつ、ここまできて場所変えるのも悪いから、隣に座ってお父さんが作ってくれたお弁当を広げた。
一口、二口と食べると、すぐお腹一杯になってしまった。
「…翔ちゃん、もう食べないの？」
箸が止まった俺を見て、雅紀も箸を止めた。
「雅紀、残りあげる。唐揚げもあるよ」
喜んで受け取るのかと思ったら、お弁当じゃなくておでこに手が伸びてきた。
「…熱は無いね。どっか調子悪い？」
「んーん…。ちょっと寒いけど…。」
「え！気づかなかったごめん！これ着てな？」
カバンからカーディガンを出して、ふわっと俺にかけてくれた。
「でかすぎ…。でも暖かい…、ありがと。」
「翔ちゃんが小さいんだよ(笑)体操着と間違えてよかった〜」
…どうやったら間違えるんだよ(笑)
「ね…、雅紀、お父さんと潤兄に心配かけたくないからさ、食べてもらっても良い…？」
長い袖からなんとか手を出して、雅紀に渡した。
「…良いけど、本当に調子悪くなったら言うんだよ？」
いつものおちゃらけた雅紀とはうって代わって、真剣な顔で言われた。
「はーい…。」
袖のなかに手をしまい、風がなるべく入らないように体育座りをして、話しながら雅紀が食べ終わるのを待った。
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(`・З・´)(プロフ) - 遅くなったけど完結おめでとうございますー! (2016年11月3日 21時) (
レス) id: 3ccc0bb564 (このIDを非表示/違反報告)
Merry(プロフ) - り〜ちゃんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！落ち着いたら、書くところを新しく設けてから書こうと思います！２つも見てくださってありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^-^*) (2016年10月15日 21時) (レス) id: 753f5a7036 (このIDを非表示/違反報告)
り〜ちゃん(プロフ) - お疲れさまでした！この作品が大好きだったので終わってしまうのは寂しいです泣 落ち着いたらまた書いてくださいませんか？ 実は｢山々の日常｣も大好きので、これからも頑張って下さい！応援しています！ (2016年10月15日 0時) (レス) id: 8eaabea45d (このIDを非表示/違反報告)
Merry(プロフ) - 明悟翔さん» ありがとー！ (2016年10月14日 21時) (レス) id: 753f5a7036 (このIDを非表示/違反報告)
明悟翔(プロフ) - Merryさん» 完結おめでとう！ (2016年10月14日 21時) (レス) id: f03950a839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Merry | 作成日時：2016年9月21日 22時
