13*sideJ ページ14
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あのあと、父さんと一緒に夜ご飯を食べて、練習着を水洗いしていた。
洗濯だけじゃ落ちないし、疲れてるであろう父さんにやらせるのは申し訳ないから、毎日自分で洗っている。
洗い終わってリビングでくつろいだりしていると、もう22時になっていた。
…翔の様子見に行ってから寝るか。
部屋に近づいていくのと同時に、咳をする声がした。
「翔！？」
勢いよくドアを開けると、咳をしながら苦しそうに胸を押さえ、床に座り込んでいた。
「じゅ…に…っ！けほっけほ…っ！ひゅ…っ」
座り込んでいる翔から少し離れたところに、吸入器が落ちていた。
きっと、発作が出て吸入しようとして落としたんだろう…。
すぐさま拾って、翔の口に当てる。
「ゆっくりでいいからね…、落ち着いて…」
いつもはすぐ収まるのに、今回は中々収まらない…。
「…けほっ！ひゅ…っ、げほ…っ！」
…ダメだ。こんなときに何してんだよ父さん…。
ここから離れるわけにはいかず、仕方なく携帯を出して同じ家にいる父さんに電話を掛けた。
「んぁ…。寝てたわ…。もしもし、じゅん…？どうし「寝てる場合じゃないよ！翔の発作が収まんないから、早く来て！」
ブチッと電話が切れて、ドタドタと足音がして、ものすごい勢いで父さんが入ってきた。
「潤、そっちじゃなくて、こっち使ってあげて！」
父さんに渡された方に変えると、だんだん収まってきた。
完全に収まったあと、相当体力を使ったのか、コテン、と肩に頭を乗せてきた。
父さんはすかさず、胸の音を聞いて、体温をはかって冷えピタを変えた。
「熱上がっちゃったけど、喘息はとりあえず落ち着いたね…。すぐ近くの部屋にいたのに気づかなくてごめんな？」
「俺も、もっと早く来ればよかった…。」
謝ると、フルフルと首を横に振った。
「…じゃあ、おいらまだ整理しなきゃいけない資料あるから、部屋戻るね。」
なんかあったら絶対言って！と念を押して、部屋を出ていった。
…忙しそうだな…。
翔を抱えてベッドに寝かせると、翔がゆっくり目を開けた。
「じゅんに…、きょう、いっしょに寝て…？」
発作が怖かったのか、眉を垂れさせながら言ってきた。
「もちろん^^」
電気を消して、ベッドにもぐり、昔のように抱き寄せて頭を撫でてると、規則正しい寝息が聞こえてきた。
その後、翔が暖かくて、自分も寝てしまった。
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(`・З・´)(プロフ) - 遅くなったけど完結おめでとうございますー! (2016年11月3日 21時) (
レス) id: 3ccc0bb564 (このIDを非表示/違反報告)
Merry(プロフ) - り〜ちゃんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！落ち着いたら、書くところを新しく設けてから書こうと思います！２つも見てくださってありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^-^*) (2016年10月15日 21時) (レス) id: 753f5a7036 (このIDを非表示/違反報告)
り〜ちゃん(プロフ) - お疲れさまでした！この作品が大好きだったので終わってしまうのは寂しいです泣 落ち着いたらまた書いてくださいませんか？ 実は｢山々の日常｣も大好きので、これからも頑張って下さい！応援しています！ (2016年10月15日 0時) (レス) id: 8eaabea45d (このIDを非表示/違反報告)
Merry(プロフ) - 明悟翔さん» ありがとー！ (2016年10月14日 21時) (レス) id: 753f5a7036 (このIDを非表示/違反報告)
明悟翔(プロフ) - Merryさん» 完結おめでとう！ (2016年10月14日 21時) (レス) id: f03950a839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Merry | 作成日時：2016年9月21日 22時
