茅野の双子ちゃん３[暗殺教室] (ページ17)

今日:12 hit、昨日:23 hit、合計:7,806 hit

え！？ページ17

中「あーあ、健気だわね…あんな健気じゃ私が横取りできないじゃん………」

ん！？！？

自分の聞き間違いかと、後ろの彼の方を確認する。

……けど、どうやら聞こえてなかったみたい。
急に見つめられてキョトン顔だ。

もし、聞こえていたなら、今頃それはそれは楽しそうにからかっていたはず。

業「なんて？」

中「なんでもなーい」

このまま見つめていても仕方ないので視線を元に戻すと
今度は、さっき突然とんでもない爆弾を投げつけてきた親友と目が合う。

…"恋する親友の味方なんでしょ？"

とでも言わんばかりの顔だ。

………それはずるい！！！

もちろん！などと言ったところで
…アンタの本命はカエデじゃん。ってなるに決まってるし

でも、どちらにも応援したい気持ちは同じだけあるし！

それをどれだけ伝えようと思っても、
いつかは片方を優先する形になっちゃうだろうし！！

…コレに関しては矛盾だらけなのだ。

言うなればきっとこれは不可避イベント！
どれを選んでも次の展開は変わりはしないのだ！

………じゃあ。

私も同じくずるいから、この質問には答えない！
だから大好きな親友へのアンサーはこう！

中「！ぅわ、と。…なに急に。」

『私、いつもの強気なリオが好き。』

中「……わかってるわかってる。ジョーダンだよ。笑」

業「え、なに？なんで急に抱きついたの？ずるい」

『女子って目だけで会話できるんだよ！』

中「そーだよしらないの？」

『アンタも、私の答え分かってて困らせに来たでしょ？』

中「バレたか笑。…カエデちゃんが1番だもんね。」

『家族除いたらリオが1番だってば。』

中「え、…好き。」

『私も︎‪♡♡』

業「俺の前で堂々と浮気すんのやめてくんね？？」

『浮気じゃないよだーりん。親友への愛情表現。』

中「……そういえばAは、なんで渚じゃなくてカルマなの？双子なら好きな人も被りそうだけど」

『え？あー…まぁ。単純にタイプじゃないのと、、ちょっと鈍感過ぎるかなー…？笑』

中「あー…鈍感に小悪魔しても気づいてくれなそうだもんねww」

業「不利属性ってことね笑」

『おまいらみたいな人間は大好きだよ』

「「しってる」」

『…そうそう。そーゆーとこね。笑』