単純 ページ16
中「ね?目的も渡し方も人それぞれ」
業「カエデちゃんなりに伝えたい一言添えりゃ十分じゃね?」
カ「…うん、ありがとうみんな。」
中「ただ問題は…あのゴシップタコに観察されんのは腹立つよねぇ」
業「その辺は任せてー。A、例のアレ持ってきてくれた?それ使えば殺せんせーの動きは封じられるはず」
『持ってきた!タコちゃんは私に任せて、姉ちゃんは思う存分チョコを渡してきなさい!』
カ「!…うん」
『あ、いた!せんせー!ハッピーバレンタイン♪』
殺「おや、Aさん。もうカルマくんにチョコは渡したんですか?」
『そりゃもういつも通りみんなの前で堂々と?笑』
殺「…相変わらずですね」
『先生の分もあるんだよ!甘いもの好きでしょ?笑』
殺「ほんとですか?!先生今すっごい金欠だから助かります!」
『へー?実は、お金よりも…もっといいものがあります!見てこれ!』
殺「なになに?」
『じゃじゃーん♪あぐりお姉ちゃんの水着写真ー!
……欲しい?笑』
殺「ニュヤ!!要ります!ください!お願いします!」
『はい!じゃあこれチョコと…写真!それじゃ私他にも配りに行かなきゃだから!ばいばい♡』
殺「ばいばい♡♡」
『えwwww』
誰がどう見てもデレデレしてる!
なんて単純なタコなんだ!!
業「あ、Aーこっちこっちー!」
中「ほら、そこそこ!カエデ!」
渚「?カエデ、どうしたの?黙りこくっちゃって」
カ「な、渚はさ、進路とかもう決めた?」
渚「んーなりたいものはちょっと見えてきたけど、今のところなれる自信があんまりなくて…笑」
渚「ん?木の上にいるの殺せんせーだ、一心不乱に何か見てる」
渚「射程外かぁ…そう簡単に狙わせてくれないな笑」
カ「………」
カ「…渚! ありがとう!…1年間、いつも隣に居てくれて!」
『ありゃ…』
業「ここ一番では自分を殺して人の為にか…」
『あぐり姉ちゃんに似たなぁ…笑』
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作者名:めろんぱぬん | 作成日時:2022年3月6日 2時