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人魚の詩〜1-2〜 ページ4
「君、年の割には廃れてるね…」
「…ハハっ、それは自覚してる」
少し笑いを零したつもりだったけど、その笑い声が酷く掠れていて驚いた。
「少し、心の静養ってことで向こうの世界で休んでくるといいよ。もしかしたら、新しい何かに出会えるかもしれない」
「…ん、それもそうだね」
私はそっと、目を閉じる。
「ゆっくり休んでね、Aちゃん」
「ありがとーね、自称神様」
「自称は余計だっつーの！ 」
ケラケラと笑う(自称)神様の声を聞きながら、私の意識は深淵の奥へと沈んで行った。
−−−−−−−−−−−−−−−
「……何で、女性が公園のベンチで寝ているんだ？ 」
運命の出会いは、すぐそこまでやってきていた。
(2話に続く)
続く (更新停止中)
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作者名：しほ | 作成日時：2018年12月7日 14時
