検索窓
今日:23 hit、昨日:17 hit、合計:214,940 hit

うわさ話-KH ページ7

ああ・・・うるさいな。
せっかく眠りに落ちていたところだっていうのに。
リビングから聞こえる話し声が大きくて、僕は目を覚ましてしまった。


今、何時だ・・・?
僕はベッドの横のサイドボードに置いてあるデジタル時計を見た。


KH「2時・・・」


夜中もいいところじゃないか。
日本で言うところの丑三つ時って時間でさ。
色々不吉な時間でもあるんだから、さっさと寝りゃいいのに。


僕は体を起こして、部屋を出た。
リビングにはトゥギヒョンと・・・うわ、ヒチョルヒョンもいるのか。
二人は僕を気に留める様子もなく、会話に夢中だった。


ヒチョルヒョンの前では僕もあまり強気に出られないから。
二人の話し声がデカイせいで起きたなんて文句も言えず、僕はキッチンでコップに水を汲んだ。


HC「へ〜ぇ。イェソンのやつ、やるじゃん」

LT「な?で、その幼馴染みの子がホントに良くってさ!」


イェソンヒョンと・・・その幼馴染みの話、か?
僕はいつだったか、差し入れを持ってきてくれたジョンジンの話を思い出した。
日本から韓国に帰ってきたっていう、イェソンヒョンの幼馴染みだっけか。


HC「ホンットにヘタレだよなー?!イェソンのやつ!そんなのさー・・・」

LT「そうなんだけど。イェソンには内緒だぞ?それ以上にすごいのがさ・・・」


僕はため息をついた。


イェソンヒョンがいないところで、何盛り上がってるんだか・・・。
しかもなんだか下世話な感じ。
どっちも尊敬しているヒョンたちではあるけど―
この二人が揃うと、どーにも手をつけられないところがあるんだよな。


そんなこと思っていたら、玄関のドアが開く音がして。
噂の本人が帰ってきた。


KH「あ。イェソンヒョン、おかえり」


僕の声に微笑みだけ返してすり抜けるヒョン。
ヒョンはまっすぐトゥギヒョンの方に向かっていって―


LT「お、おおイェソン。お疲れ、思ったより早かったな」


ん?なんかトゥギヒョンの笑顔が一瞬だけど、引きつったような。


YS「ヒョン。俺がいない間、なんかAが世話になったんだって?」

LT「ん〜世話っていうか〜話聞いてたっていうか?」

YS「そうか。さっきは―疑うようなこと言ってごめんな^^」


それだけ言ってイェソンヒョンはスッと部屋に行ってしまった。
そのあとにトゥギヒョンが胸に手を当てて息をついたのを僕は見逃さなかった。

引越しと男友達→←バレたくない


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (165 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
195人がお気に入り
設定タグ:superjunior , イェソン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま 宿舎編、引っ張ってます…。るいこすたさん、このストーリーの登場人物たちの心情を汲み取ってくれててホントに嬉しいです!!実は実はさらっとしたセリフにも意味とかが残るように努力してます(^-^)感情移入しやすいってのも嬉しいな♪ (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま ミンくんいいですよね(^-^)/とか言いながら、私はなんだかんだでぎゅ様が2番目なのですが(笑)はい、何を隠そうギュイェカップルが大好きです(聞いてないですね)!! (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - あんにょ〜!いいですよ!!お気になさらいでください!私もイェソンの次に好きなのミンくんです!! (2012年11月20日 9時) (レス) id: 108f6b4293 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - たんこま☆さま あんにょ〜ん♪いつも応援ありがとです〜^^ホントじれったいですね!そろそろ次章に移らなきゃなのですが〜そのときはもう少し二人の距離を縮めたいかなぁ^^更新もじわじわですが(笑)気長にお待ちいただけると嬉しいです♪ (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま リコメ遅れました!いつもありがとうございます^^ようやく、宿舎のシーン・・・。いろいろ挟みすぎました。もうちょっとで次の章になってしまう^^;そしてやっぱりメンバー多いのは大変です〜>< (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Mercury zero | 作成日時:2012年11月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。