変な人-KH ページ49
彼女が淹れてくれたコーヒーを、僕はテーブルに置いた。
普段はこんなこと手伝ったりしないんだけど―
KH「イェソンヒョンの家族みたいな人にこんなことやらせたら、僕が怒られるんで」
「怒られるってジョンウンに?そんなことないでしょー^^」
僕の横で笑うAさん。
何がおかしいのかわからなくて、僕はほんの少し眉をひそめた。
Aさんは僕のそんな様子なんて気に留めることなく、続けた。
「だって絶対、私の方が怒られてるし!」
KH「なんでそんなに得意げなんですか・・・」
「キュヒョンはジョンウンが可愛がってる弟なんだから怒られないよ^^いいなぁ〜」
よくわからない理屈。
この人。
やっぱり、なんか変な人だな。
さすがイェソンヒョンの幼馴染みなだけある。
ふぅん。
Aさん―Aヌナ、か。
変な人、だけど。
イェソンヒョンの話をするときの笑顔は・・・少し可愛いかも。
「あ、でも怒られないからってジョンウンを困らせちゃダメだよ?そのときは私がジョンウンの代わりに怒るよ^^」
KH「大丈夫です。僕よりイェソンヒョンのが世話焼かせてくれることのが断然多いので^^」
「ジョンウン、キュヒョンがこんなこと言ってるけど!」
YS「んーー^^」
僕とAヌナの話を、聞いてたのかそうでないのか。
イェソンヒョンはソファに座ったままボーーっとしていた。
ほらね。
イェソンヒョンには、ちょっとブラックくらいの僕のがちょうどいいんです。
そしてAヌナ、多分あなたにもね。
KH「あのボーーっとしたイェソンヒョンにそんなに怒られるってことは。Aヌナも相当な人なんですね。やっぱりな」
「やっぱりって何?!」
僕は口の端を持ち上げて笑った。
色々、僕の予想通りだったってことですよ?
*
YS「お前とA。なんか仲良さそうで安心した^^」
ゆるっとした動きでやってきたイェソンヒョン。
Aヌナは、また魚コンビに取り囲まれてしまって。
僕は一人でキッチン側のテーブルでコーヒーを飲んでいた。
YS「アイツ。自分より年下にはお姉さんぶるだろ?ジョンジンに対してもそうだよ^^」
KH「ふっ。それってさ・・・」
ヒョンがヌナの前で、必要以上に兄貴ぶっているからだろ?
僕は喉元まで出かけた言葉を飲み込んだ。
ホントに。変な二人。
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Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま 宿舎編、引っ張ってます…。るいこすたさん、このストーリーの登場人物たちの心情を汲み取ってくれててホントに嬉しいです!!実は実はさらっとしたセリフにも意味とかが残るように努力してます(^-^)感情移入しやすいってのも嬉しいな♪ (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま ミンくんいいですよね(^-^)/とか言いながら、私はなんだかんだでぎゅ様が2番目なのですが(笑)はい、何を隠そうギュイェカップルが大好きです(聞いてないですね)!! (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - あんにょ〜!いいですよ!!お気になさらいでください!私もイェソンの次に好きなのミンくんです!! (2012年11月20日 9時) (レス) id: 108f6b4293 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - たんこま☆さま あんにょ〜ん♪いつも応援ありがとです〜^^ホントじれったいですね!そろそろ次章に移らなきゃなのですが〜そのときはもう少し二人の距離を縮めたいかなぁ^^更新もじわじわですが(笑)気長にお待ちいただけると嬉しいです♪ (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま リコメ遅れました!いつもありがとうございます^^ようやく、宿舎のシーン・・・。いろいろ挟みすぎました。もうちょっとで次の章になってしまう^^;そしてやっぱりメンバー多いのは大変です〜>< (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mercury zero | 作成日時:2012年11月6日 22時