You and me... vol.2

穏やかじゃない日曜日 ページ39

日曜日。
すっかり春の陽気でいいお天気だから、お洗濯も済ませて。
雑誌でも読みながらゆっくり昼下がりを楽しもうかと思っても。
今日はそうはいかない。


「ぎゃーもうこんな時間？！」


もうちょっとでｼﾞｮﾝｳﾝが迎えに来ちゃうよ〜。
私はバタバタと支度に取り掛かる。


今日は前から声がかかっていた、SJメンバーとの初対面。
ｲﾄｩｸさん・・・ホントに私なんかの歓迎会開いてくれるなんて・・・。
嬉しいけど、それ以上に緊張しすぎて。
申し訳ないけど〜正直気分は乗らない、かも。


前は、なんとなくｲﾄｩｸさんに会うのが恥ずかしいからって思っていた。
あとは当然他のメンバーに会うのもね。


だって。
いくらSJのファンとはいえ・・・テレビとかで見るのと訳が違うんだから。


でも今はそれ以上に―


「ｼﾞｮﾝｳﾝだよ・・・」


そう。
ｼﾞｮﾝｳﾝに会うことの方が、緊張していた。
私は鏡で自分の顔をジーーっと見つめる。


今日は珍しくフルメイク。
仕事のときも基本ナチュラルメイクがほとんどだから、なんか違和感を感じてしまう。


アイメイク・・・変じゃないかな？！
あとリップの色はどうしよう。
こんなときアキがいてくれたら、アドバイスもらえて助かるんだけどなぁ。


自分の顔の違和感を拭えないまま、私は着替えた。


韓国に来る前に日本で購入していたロンパース。
上はブラウスになっていて、ボトム部分もパっと見スカートみたいだから、
ワンピースみたいな女性らしい形でお気に入り。


ちょっとラクしすぎかな？
だけど、ｼﾞｮﾝｳﾝとこの宿舎に行くんだもんね。
どこまで気合い入れて、どのへんで手を抜くべきか―
そのさじ加減がホントわかんない！


「もういいや・・・これで」


いくらやったって、緊張するのは同じだよ・・・。


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ！


ひいぃっ！
まずい、ｼﾞｮﾝｳﾝが来ちゃった！
私は鏡の前で飛び上がった。


YS「A＾＾支度できてるか？」


私は部屋に上がりこんできたｼﾞｮﾝｳﾝを見て。
いや、別に彼はいたっていつものｼﾞｮﾝｳﾝなんだけど。
だけどどんな顔したらいいかわからなくて―私は緊張で体をこわばらせた。


鏡を見なくてもわかる。
多分、私今・・・顔赤い。


こんなんで。
私ってば、今日1日持つのだろうか・・・。

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