love the world ページ33
ジョンウンの話を聞いていると。
ホントにジョンウンにとって、歌というものがいかに大事なものかっていうのがわかる。
だからこそイトゥクさんはジョンウンに発破を掛けたんだよね、きっと。
私も―ジョンウンには歌をあきらめて欲しくない。
それはきっと後になって、彼を苦しめることになるだろうから。
だから私は、ひとつひとつ慎重に言葉を選んで―彼を励ました。
一人の人間を木に例えるのは、ヨガの思想の一部でもある。
人間の体や本質を木に置き換えるととてもシンプル。
「ジョンウンは確かにイェソンなのかもしれないけど。それと同時に―ジョンウンでもあるんだよ^^」
ジョンウンかイェソンかどっちがホントの彼か?って。
この前、私も混乱しそうになったけど。
そのときに考えてたどり着いた答えが、これだった。
ジョンウン自身は・・・気付いてくれたかな?
YS「・・・」
ジョンウンは、なんだか信じられなさそうな顔をしていて。
その目を丸く見開いていた。
私ってば。
歌のことなんかよく知りもしないくせに。
えらそうに哲学みたいな話しちゃったな。
今は・・・わかってもらえなくてもいいの。
でもこれだけは覚えておいてね、ジョンウン。
「私昔から言ってたでしょ^^ジョンウンの歌声が世界で一番好きだって。
今でもそれはかわらな・・・」
私のずっと変わらないジョンウンの好きなところ。
最後まで言い終わらないうちに―
ジョンウンのキスで。封じ込められてしまった。
*
ジョンウンの顔が・・・近い。
というか・・・触れてるよね?
頬は手の中で。
口唇は口唇で。
触れてるよね・・・?
これって、キスだよね?
ちゅって音がして。
それを合図にしたかのように、ゆっくりと顔を離すジョンウン。
私はまばたきもできない。
YS「A、サンキュ。俺・・・今なら歌える気がする」
立ち上がって、かばんとケータイを手にするジョンウン。
私はハッと我に返った。
ジョンウンはあっという間に玄関で靴を履いて―
YS「いきなり来て悪かった。ちょっと行ってくる。カギ、ちゃんとかけろよ?」
「ジョンウン、傘は?!」
YS「んーー平気^^じゃあな」
なんだかすがすがしい顔で出て行ってしまった。
なに?なんだったの、一体・・・。
ねぇ。
さっき私たちキス、したよね?
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Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま 宿舎編、引っ張ってます…。るいこすたさん、このストーリーの登場人物たちの心情を汲み取ってくれててホントに嬉しいです!!実は実はさらっとしたセリフにも意味とかが残るように努力してます(^-^)感情移入しやすいってのも嬉しいな♪ (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま ミンくんいいですよね(^-^)/とか言いながら、私はなんだかんだでぎゅ様が2番目なのですが(笑)はい、何を隠そうギュイェカップルが大好きです(聞いてないですね)!! (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - あんにょ〜!いいですよ!!お気になさらいでください!私もイェソンの次に好きなのミンくんです!! (2012年11月20日 9時) (レス) id: 108f6b4293 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - たんこま☆さま あんにょ〜ん♪いつも応援ありがとです〜^^ホントじれったいですね!そろそろ次章に移らなきゃなのですが〜そのときはもう少し二人の距離を縮めたいかなぁ^^更新もじわじわですが(笑)気長にお待ちいただけると嬉しいです♪ (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま リコメ遅れました!いつもありがとうございます^^ようやく、宿舎のシーン・・・。いろいろ挟みすぎました。もうちょっとで次の章になってしまう^^;そしてやっぱりメンバー多いのは大変です〜>< (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mercury zero | 作成日時:2012年11月6日 22時