余裕のないやつ-LT ページ22
LT「おつかれさ〜ん」
他のメンバーよりひと足遅く、僕はレッスン室に足を踏み入れた。
今日はアルバムのリッパケージ盤用のリード曲の振り付け合わせだ。
A盤の発売もまだだって言うのに―覚えることが次から次へとあるんだよな。
だけど僕たちはそれぞれ個人名義の仕事もあるから―
レッスンといえど、メンバー全員が顔を合わすのはまれだ。
今レッスン室にいるのは、ｳﾆｮｸ、ｼﾝﾄﾞﾝ、ｿﾝﾐﾝ、ﾘｮｳｸ。
あとは―ｲｪｿﾝか。
他のメンバーはこれから来るか、あるいはさっきまでいたけど次の仕事で抜けたか、ってところだね。
RW「あ、ﾄｩｷﾞﾋｮﾝ。お疲れさまです＾＾」
LT「おう。やってるか？」
ｳﾆｮｸとｼﾝﾄﾞﾝが鏡の前で、ダンスメインの箇所を練習していた。
この二人はホントにダンスが上手いよなー。
振り付けに関してもこのダンス組の意見は的を射ていて、よく取り入れられる。
ﾘｮｳｸとｿﾝﾐﾝは仲良くストレッチをしながら、ダンス組の振り付けを見ていた。
EH「あ、ﾄｩｷﾞﾋｮﾝだ＾＾」
SD「ふぅ。腹減ったから少し休憩にしようぜ、ｳﾆｮｸ」
EH「えぇ？！ｼﾝﾄﾞﾝﾋｮﾝ、さっきもなんか食ってたじゃん！」
ひと段落したのか、ｼﾝﾄﾞﾝとｳﾆｮｸが汗を拭きつつやってきて。
しっかり者のﾘｮｳｸがサンドイッチの入った弁当箱を広げた。
LT「ｲｪｿﾝは・・・何してるんだ？」
ｲｪｿﾝは、レッスン室のかどっこで一人輪から離れて。
椅子に腰掛けながら音楽を聞いていた。
目を閉じたり口唇を噛んだり。
なんだかちょっとピリピリした雰囲気で、僕が来たのにも気付いてないようだ。
SM「リパケ曲のサンプリング聞いてるみたいですよ？」
RW「ｲｪｿﾝﾋｮﾝ・・・自分のパートの出来がイマイチ気に入らないみたいで。
さっきからずっとあの調子ですよ」
LT「へぇ。サンプリングなら僕も聞いたけど―いつもどおりアイツのとこ上手いと思ったけどな」
って。僕がそう思ってもしょうがないことなんだけどね。
ｲｪｿﾝにとって、歌は特別なものだから。
歌に対するこだわりとか世界観とか―誰よりも深いのがアイツだからね。
だけど。
LT「ｲｪｿﾝ！」
YS「！！あ・・・ﾄｩｷﾞﾋｮﾝか」
LT「あんまり根詰めるな」
僕はｲｪｿﾝの片耳からイヤホンを外して言った。
ったく。
お前の余裕をそこまで奪っているのは何だ？
ラッキーアイテム
革ベルト
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Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま 宿舎編、引っ張ってます…。るいこすたさん、このストーリーの登場人物たちの心情を汲み取ってくれててホントに嬉しいです!!実は実はさらっとしたセリフにも意味とかが残るように努力してます(^-^)感情移入しやすいってのも嬉しいな♪ (2012年11月23日 13時) (
レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま ミンくんいいですよね(^-^)/とか言いながら、私はなんだかんだでぎゅ様が2番目なのですが(笑)はい、何を隠そうｷﾞｭｲｪｶｯﾌﾟﾙが大好きです(聞いてないですね)!! (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - あんにょ〜！いいですよ！！お気になさらいでください！私もイェソンの次に好きなのミンくんです！！ (2012年11月20日 9時) (レス) id: 108f6b4293 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - たんこま☆さま あんにょ〜ん♪いつも応援ありがとです〜＾＾ホントじれったいですね！そろそろ次章に移らなきゃなのですが〜そのときはもう少し二人の距離を縮めたいかなぁ＾＾更新もじわじわですが（笑）気長にお待ちいただけると嬉しいです♪ (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま ﾘｺﾒ遅れました！いつもありがとうございます＾＾ようやく、宿舎のシーン・・・。いろいろ挟みすぎました。もうちょっとで次の章になってしまう＾＾；そしてやっぱりメンバー多いのは大変です〜＞＜ (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mercury zero
| 作成日時：2012年11月6日 22時
