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ひとつの恋が終わるとき-LT ページ3

LT「さ〜てとっ、どうするかな・・・」


タクシーか徒歩か。
イェソンとAと分かれた僕は、とりあえず駅方面に歩き出した。
少ししてから、イェソンの車が僕の横を通り過ぎていった。


今からチョンアンまでって・・・往復でどれだけかかると思ってるんだよ。
全く。ご苦労なこって。
大事な幼馴染みのためなら、それくらいも苦にならないのかな?


A、か。
そんなイェソンの大事な幼馴染みを泣かせちゃったな。
きっとアイツは間違いなくそれに気付くだろうから・・・帰って来た後が怖いな・・・。


イェソンがずっと好きで忘れられないって言って泣き出したA。
酒に酔ってたせいもあって、感情が溢れてしまったのかな。
僕の腕の中で涙を流すAは―
小さくて、一途で、清らかで。


LT「天使・・・だな」


別に変な気持ちで彼女を抱きしめたわけじゃないけど。
そんなAが可愛くて。


LT「僕。好きになっちゃったかもしれないな^^」


だけど。
彼女はイェソンの大事な幼馴染みでさ。


イェソンさえいなければ・・・僕はもっと頑張ろうって思えたかもしれないけど。
でもイェソンのことを好きな彼女が、きっと僕は好きで。
だからアイツありきじゃないAに恋をしたかは疑問、かも。


まるで「卵が先か、にわとりが先か」
そんな話だな。


それに僕はさ。
あいにく、叶う見込みの無い恋をするほど若くないんだよね(笑)
がむしゃらとか、なりふりかまわずとか。
そういうの、もうしんどいんだよね。


だから僕は・・・もしこれが恋だとしても、大人しく身を引くさ。
イェソンを敵を回すなんてのも恐ろしいし、ね。


あっという間に終わってしまった僕の恋。
だけど不思議と気分は悪くなかった。


そんなこと考えていたら―もう随分歩いていて。
タクシーに乗る必要はなくなっていた。





HC「お、イトゥク。遅かったじゃん」


宿舎に戻ると、僕と同い年のヒチョルがリビングで愛猫と戯れていた。


LT「ヒチョル。お前こそ早いな。僕はさっきまでイェソンと飲んでたんだ」

HC「ふ〜ん。で、イェソンは?」

LT「そうだヒチョル〜!僕、天使に出会ったんだよ!」

HC「はっ?!意味わからねぇ。面白い話だったら聞くけどよ。
つまんねー話だったら俺は寝るぞ」


83ラインの頼れる相棒。
今夜はこいつに慰めてもらおう。

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Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま 宿舎編、引っ張ってます…。るいこすたさん、このストーリーの登場人物たちの心情を汲み取ってくれててホントに嬉しいです!!実は実はさらっとしたセリフにも意味とかが残るように努力してます(^-^)感情移入しやすいってのも嬉しいな♪ (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま ミンくんいいですよね(^-^)/とか言いながら、私はなんだかんだでぎゅ様が2番目なのですが(笑)はい、何を隠そうギュイェカップルが大好きです(聞いてないですね)!! (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - あんにょ〜!いいですよ!!お気になさらいでください!私もイェソンの次に好きなのミンくんです!! (2012年11月20日 9時) (レス) id: 108f6b4293 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - たんこま☆さま あんにょ〜ん♪いつも応援ありがとです〜^^ホントじれったいですね!そろそろ次章に移らなきゃなのですが〜そのときはもう少し二人の距離を縮めたいかなぁ^^更新もじわじわですが(笑)気長にお待ちいただけると嬉しいです♪ (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま リコメ遅れました!いつもありがとうございます^^ようやく、宿舎のシーン・・・。いろいろ挟みすぎました。もうちょっとで次の章になってしまう^^;そしてやっぱりメンバー多いのは大変です〜>< (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mercury zero | 作成日時:2012年11月6日 22時

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